Old Dancer's BLOG
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フルメタIV 第5話「WELCOME TO THE JUNGLE」
 フルメタル・パニック! Invisible Victoryの第5話を鑑賞しました。

 新展開!ですな。第4話の終盤の宗介の悲痛な慟哭から地続きで見ちゃうと、このあまりの呑気さに気持ちが付いていかないかもしれませんね、これは。してみると、先週の総集編「インターミッション」は、緩衝のための措置として必要ってことであえて入れられたのかしらん。

 第4シーズン中盤戦…そうですね、「ナムサク編」とでも呼ぶ感じになるんでしょうか…は、敗走したミスリルや攻勢をかけたアマルガムとは(とりあえず)関係の薄いところを舞台にした、宗介の雌伏期間のお話になるってことなんでしょうかね。二週間しか稼働できないと言われていたトゥアハー・デ・ダナンはどうなったんだとか、連れ去られてしまったかなめについては全く描写が無いのかとか、まあ、気になってしまうことはいくつも山積みですが…何をするにも、まずは「戦えるだけの戦力を再結集」しないことには、ただでさえめったくそにやられて何にも残っていない彼らは一歩も先に進めないんですよね。

 宗介とて、全くの無策でここに身を投じているわけは無いと思うのですが…その辺の真意が描写されるのは、次の次くらいからかなぁ。私としては、だいたいそのくらいの思いで見ていたため、今回は割と平和です。色んな意味で。(^^;
 
 まずは、新キャラクターの二人について、触れておきますか。

 売れないフォトグラファーの旅行者・レモンと、自分の故郷を蘇らせるのが夢だという闘技チームオーナーの少女・ナミ。彼らは宗介と組んで、この後のASファイトを勝ち上がっていく展開になるのでしょうが…3人組なんですよね。スリーマンセル。すると、やはりどうしてもマオ・クルツ・宗介のチームのことを思わずにいられません。いつでも!どこでも!ロックンロォォォォォォォル!!…な。アニメ版ではこの名セリフ、第3シーズンの第5話「うるわしきシチリア」でバッチリ描かれてましたね。

 そういう含みを持たせるためでしょうか、このレモンとナミには、クルツ・マオとの共通点が微妙に残してある気がします。レモンは髪の色と顔の輪郭が、ちょっとクルツに似てますよね。でも、性格や得意なものは、似ても似つかない感じ。一方のナミは、気の強いところやきっぷの良さがマオに通じるものがあるんですが、見た目や背格好、年齢などがまるで違う、という具合。「思い出す要素にはなるけど、同一の存在にはどうしてもなり得ない」という線引きなんですね、二人とも。

 つまり、この先、レモンとナミがどれだけ宗介と近づこうとも、この三人はベストチームにはなれない、という枠組みに見えるんです。つまり、「親しくなれば親しくなっただけ、必ず訪れる別れの時が、物凄く辛くなる」ということです。

 ……その含みを念頭に置きつつ、特にナミの立ち位置っつーか、宗介との間に取ってる今話中の絶妙の距離感をですね、逐一見ていくとですね……うわぁ。なんつーことするんだ、賀東さん…。これ、絶対に泣かす気満々だろ。可哀そうじゃないか!あ、いや!決してナミがポニテだから贔屓してるわけではなくて!いやそりゃあオレはポニテ大好きだし、ナミも可愛いと思うけど!そういうことじゃなくてだな!!…え、ああ、レモンはどうでもいいです(爆)。

 真面目な話、何かを探すためにここに来たという宗介にとっては、今のこの時間は仮初めのもの。ここでの生活を経て、彼は必ず「次のステップ」へ進むことになるはずです。つまりは、結果的にナミとレモンを踏み台にする形になりはしませんかね。それはそれで、もきゅもきゅする葛藤が生まれるんじゃないですかね。それとも、案外ナミもあっさり見送って、宗介は宗介で淡白に去っちゃうのかねぇ。かなめと知り合う以前の宗介ならいざ知らず、「学校」の単語に反応する今の宗介は、人の情にも相応に感じ入りそうですが…。




オレはアマチュアではない。スペシャリストだ。


 懐かしい響きです。元々は、かなめに向かって言ったセリフでしたよね。

 アバンで悪夢にうなされていた宗介は、しかし「今はやれることをやるだけだ」とばかりに、自らの能力を最大限に活用して歩みます。その歩みっぷりが、実に頼もしい。

 サブタイトルにある「ジャングル」の言葉には、既視感がありますね。第3シーズンTSRの8話目のサブタイトルが、「ジャングル・グルーブ」でした。あの時のレビューでは全然自信が無かったのですが、やはり「密林のおきて」という訳が的確だったのでしょう。そう思うと、既に宗介は厳しい弱肉強食の世界から無事に生還した経験を持っており、今再び訪れたこの「ジャングル」で生き残ることは、彼にとっては造作もないことなわけです。それを踏まえると、この「スペシャリストだ」というセリフが、あの時に比べて一段と重みを持って聞こえる気がします。


 映像的には、人物の描き方にやや物足りなさがあった反面、3DCGでグリグリ動かすAS同士の戦いは見ごたえがあって、実に素晴らしかったと思います。独特の「重い感じ」を表現しようとあちこち腐心されているように思えましたし、その苦労は的確に結果となって現れていたと思います。個人的には、それほどメカ方面で燃える性質ではないはずなんですが、これはいいですねぇ。丁寧な仕事ぶりは、やはりグッと来るものがあります。

 また、物語的には「あの宗介がこんな相手に負けるはずはない」と視聴者にはわかってますから、その方向での緊張感って出しづらいはずなんですよね。でも、間というのか外連味(けれんみ)というのか、そういうものの調整・積み重ねで実にいい空気が出てたと思います。勝った瞬間のカタルシスがちゃんと得られているので、第4話までの怒濤の展開とはかなり雰囲気が違いますが、ちゃんと起伏を楽しむことが出来ました。

 恐らくは第8話までかけて、この「ナムサク編」は決着するのだろうと思っています。最初から最後まで怒濤の展開だった第4話までと違って、何処かで転機が訪れるのではないかと睨んでいるのですが…今はまだここまでかな。次回もまた、楽しみに待ちたいと思います。
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