Old Dancer's BLOG
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ダリフラ 第17話「楽園」
 ダーリン・イン・ザ・フランキスの第17話の簡易レビューを書きたいと思います。

 「何故タイトルが楽園なんだ?」ってところが、見終わった瞬間にピンと来るように構成されているのが実に素晴らしいですね。今話が進行する途中では、「これが楽園だ」というようなものは特に見当たらないのですが、ラストで「ミツルとココロが明らかに事後」のシーンに至って、「ああ!!楽園(エデン)から追放されるアダムとイブじゃねーかこれは!!」ってね、スパッとわかるように作られています。(違ったらどうしよう…)

 永遠の国で何不自由なく暮らしていたのに、蛇に唆されて禁断の実を食べてしまったアダムとイブは、それまで全く気にならなかった自身の裸を恥ずかしいと感じるようになり、死すべき存在のまま地に下り、出産の苦しみを負うようになったり…みたいな話なのですが、そうするってぇと「禁断の実」にあたるのはあの本ですかね。いやいやそれ以前に、「楽園を追放されたアダムは食料を得るために働かねばならなくなった」なんてくだりもあって、それだと前話で彼らは既に楽園から追放されていたんじゃないかという見方も出来ちゃいます。また、プランテーションの大人たちがどうやらこいつら事実上の不死の存在になってるんじゃないか?ってー疑問と組み合わせると、ヒロたちパラサイトは少なくとも制限時間が設けられてるって辺りが天上の人々とは異なるわけで…この辺、聖書にあるモチーフを制作陣がどのように「変奏」させていったかを考えるとなかなかに楽しいです。
 

 また、「楽園」というサブタイトルを付けておいて、実は「(楽園)追放」の方を描いていた、ってーことになると、「堕天」なんかも繋がりがあるんじゃないのかなと思っちゃったりするわけで。これまで偉そうに高いところで含蓄を垂れていたエイプの連中が、鼻息も荒く意気揚々と地面に降り、姫のところに行って無残に殺されたりするのは、ある意味「堕天の変奏」じゃないかという気がします。まあ、元々天使でもなんでもなく「猿」ですから、化けの皮がはがれたっつー方が適切なんでしょうが。

 上記では「禁断の実」と書きましたが、聖書での正しい言い方は「善悪の知識の実」だそうです。ヒロたちは、まさしく天上のエイプたちの言いなりでない、善悪の知識を学ぶかもしれない入り口に立っているわけで、この変奏の先が最後のフィナーレにきちんと繋がるのかどうか、なかなかスリリングな展開になってまいりました。個人的には、この辺のモチーフは一定の読み解きが可能なところに落とし込んでほしいと、強く願うところですね。エイプのよくわかんねぇおやじたちはマクガフィンでも構わねぇから。どうもね、ゼーレっぽいってだけで、謎が全く明かされる気にならんのよ(笑)。
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