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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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フルメタル・パニック!IV 第1話「ゼロアワー」
 前作・TSRの放映終了から、実に12年半。

 待望のアニメ続編が、ようやく始まりました。制作が、ふもっふとTSRを担当された京都アニメーションさんではなかったことに、全くがっかりしなかったわけではありませんが…第1話を見た感想としては、「もうXEBECさんに全幅の信頼を置いて、全てをお任せして大丈夫!」という気持ちになりました。TSR、プラスアルファ。ええ、間違いなく、TSRプラスアルファです!12年半もの間、お待ちした甲斐があったというもの!!いやそれ以前に、12年半経ってもまだこのブログが通常運行できていることが驚きですが!!(爆)

 今のうちに謝っておきますが、「このブログが以前と同じ体でここにあるからと言って、12年半前と同じようなテンションで、12年半前と同じような記事が書けることは保証できません、ごめんなさい」。だって、この記事を書くためにOVA発売以来約12年ぶりにリニューアルした、フルメタ記事リンク集の末尾をご覧になってくださいよ。あの当時にトラックバックを下さったブログさんで、今もまだ運用されているところって、ホントにごくわずかですよ?よくて最新更新が数年前で休眠中、悪いとブログそのものが消失済みってとこも累々と…あ、フルメタル・パニックの新作のレビュー記事でしたね…すいません、少なからずセンチになっちゃって…。

 今の私には、今の私にできることしか、できません。その範囲でやらせていただきたく存じます。さあ、準備はOK?Are You Ready?
 
随分と久しぶりになってしまいましたね。


 今は亡き両親への墓参りでの、冒頭のこのテッサの一言めに、旧来からのファンならばもうニヤリとするか呆れるかしかないわけですが…メタ的に投入されたであろうこの言葉とは裏腹に、画面上はもうどこまでも「ああ…あの日に中断されていた、アニメシリーズが帰ってきた…」と思わずにいられないような、連続性にとことんまで気を払われたであろう極上のモノがお出ましになったわけです。

 ええええ。

 ちょ、ええ?違うスタジオさんで、違う人たちが作ってんだよね、これ。ええええ?いやいやいや、ええええええ???

 「12年経っても同じ声が出せる声優さん」というのもものごっつ脅威的ですが(そしてまた、出てくる人出てくる人みんなそのレベルと来てる…)、画面の作りとかキャラクターの描き方とか、そういうものまで「可能な限り地続きで」って、出来るもんなんすか?いや、流石に風になびく髪の描写とかは、あ、ちょっと違う…って気付けますけれど、そういう問題じゃあなくてですね。しかも、どうやら3DCGでモデリングしてあるASの動きは実になめらかで、全体としては確実にレベルアップが感じられるわけですよ。


 ……すげぇ。


 ……本気だ。


 本気でこの作品に取り組んでくれている。


 これでほだされないわけが無いでしょう!「あの作品の続きが見たい」に対して真摯に取り組んだ結果無くして、ここまでの「連続性」が確保できることがあろうか、否!!

 そして、その「連続性」への訴求は、見た目だけじゃあないんですよ。

 林水センパイが画面にお出ました時には、嬉しさと驚きが入り混じって「うぉっ?!」て声が出てしまったのですが…彼の役回りの渋さには、改めて唸るばかりでした。生徒会長を退任する、ということは、林水センパイが絡んでいたこれまでのドタバタ劇の終焉、という暗示を持ちます。だから、その後の「もう、無理だと思うよ」は、これからの「終わる日々」の告知なんですよね。「終わる日々」。そうですよ、TSRの第1話のサブタイトルです。

 考えすぎですかね?いや、でも、その後に林水センパイは、こんなことも言うんです。

「ここは、ただの学校だ。
 通過点に過ぎない。」

「通過点?」

「忘れがちなことだがね。
 人生は続くんだ。これから何十年も。」


 「つづく日々」。TSRの最終話のサブタイトルですよ、ええ。

 仮に、これらが原作の本文中にも存在するセリフなのだとしても、そこにかぶせた夕焼けの描写は…やっぱし意識せざるを得んじゃあないか!!

 その後の宗介とかなめが手をつなぐ描写も、TSRラストシーンでそっと宗介の袖をつまんで見せるかなめの描写の延長線上に見えるし。

 まだ何にも始まってないのに、うあああ、うああああ、うああああああ…って心の中で叫びながら見るしか無かったですよ!!

 もう、この時点で、私の気持ちは、あの12年半前の「続き」へと遡って、ガッチリとこの作品にホールドされてしまったのです。



 ……いやもう、これだけでもうどんなに感謝しても足りんくらいですわ。



 Aパートまでで、しっかりと「地続きの導入」を描き切って下さるって、生半可なことじゃあできませんもん!



 そして、状況が暗い方向に向かってどんどん動き始める、Bパート。

 原作を含めてほとんどの情報を入れずに来た私ですが、「この後はTSRの比じゃないくらい、どん底みたいな時間が長く続くらしい」ってことだけは耳に入っていまして…ああ…遂に来ちゃったよ…これなくばラストへの道のりも無いけど…でも…とか何とか思いながら、着々と進行する「状況」に、ただ手を握って見入るしかありませんでした。

 音楽の佐橋俊彦さんは、原作者とキャストを除いて多分唯一、第1シリーズからずっと本作に関わっておられるのですが、もう「このシリーズを知り尽くしている」と言わんばかりの的確な劇伴をバンバン投入してこられて、一々身もだえして堪りません!レナードがかなめたちを「説得」しに来た時の、どうしようもなく世界が闇側へ引き込まれていくような音楽も、シドニー本部が襲撃を受け、メリダ島も通信不全に見舞われて警報が発令されるに至る緊張感を煽る音楽も、駐車場でミスリルのヘリを待っている間の宗介とかなめの会話を支える、微妙に悲しげで絶妙に胸を締め付けられる音楽も…。

 ああ…もう、悪い予感しかしねぇ…。

 そう思っているこちらに叩きつけられる、「何とかあと5分」の攻防の始まりまでを描いて、第1話は終了…。どうですか、この憎々しいまでの潔い引きは。つーかですね、動きの激しいシーンとか特に多いわけじゃないんですけど、もう急転直下って勢いで、全てが悪い方向に転がっていく印象のまま、スパッと切り落として見せたんだよね。この、何とも言えぬ「進行の速さ」って、ものすごく緻密にコントロールされてないですか?

 …第2話のサブタイトルの「損害制御」って言葉も含めて、もう見事という他ない第1話でした。ああ…次を見るのが怖い…見るけど。

 今回は、こんなところで。
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