Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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タダほど怖いものはなく、安いものは安いなりに。
 どんな業種にも通じることだろうけど、私はずっとITがらみの担当でやってきているので話しやすいから、その辺の話を中心に。

 ソフトウェア関連の仕事というのは、価格は「有って無いようなもの」とよく言われます。それは、「目に見えて触れるようなゲンブツのものづくり」とは異なり、素材の原価も無く、人件費の総和で費用が決まる性質があるからなのでしょう。確かに、もう随分と昔に開発が終わってしまったようなソフトウェアの話をするならその通りで、開発に費やした人件費等の費用は既に回収が終わってたりしますし、それを依然として発売当初の価格で売ろうとする姿勢が垣間見えると「おいおい冗談だろ?」と言いたくもなるわけですが…。

 これが、引き続きサポートが続いており、継続的なバージョンアップや機能強化が図られ続けているソフトウェアになると、全然話が変わります。こちらは、日々のサポートのために間違いなくコストがかけられており、質の高いサービスとして提供を続けるために一定の費用が発生しているからです。価格が有って無いようなもの?おいおい、冗談だろ?とまあ、言い放つ向きが180度変わるわけですね。適正な価格というものは、あるはずなのです。(無論、それがわかりやすいかわかりにくいかは別な話ですが)

 こういう、表立って見えにくい(というか、そもそもそういう考え方で見ようとしていないから見えるはずもない)コストに裏打ちされている商品・サービスの価格って、頭っから否定してくる人、多いですよね。極端だとタダにしろとか普通に言う人いますし。多少マシな人でも、保守の契約結んでいるんだから何でも言うこと聞け、みたいなのとか。いやいやいや、それは違うでしょ。契約の内容に書かれていることをきっちりやってもらう代わりに正当な対価を支払う、それが契約でしょ。はぁ?契約の中身なんて適当で、やるべきことなんてそもそも決めていない?ふざけんな、あんたらもあんたらだがそれで契約している業者も業者だなおい!
 
 …とまあ、見えにくい(というか、多くの人がハナから見ようとしていない)シロモノを扱う性質なため、私のような仕事をする部署が必要なわけです。仕様書の中身を吟味してなるべく具体性を持たせ、それで見積もりを取って、不必要に高いものや不明瞭な内訳が書かれていたらとことん追求して磨き上げ、作業の内容と金額とがキレイにバランスするところまで調整するわけです。人は、「よくわからんから(ウチの部署のような仕事をしてくれると)助かる」と言って褒めてくださるのですけれど、ちょっと待てや、と。私ぁ別にこの業界の専門職というわけじゃなくて、仕事上必要だから色々と経験を重ねてこういうスキルを身に着けたんだよね。的確な仕事の内容を決めて適正な対価を支払う。それだけのことをやるのに、努力してもみないで「よくわからんから助かる」って、なんじゃそりゃ。そういう「検討」って、誰でもやるべきなんじゃないの?ねぇ?

 結局、誰も彼も無責任なんですよ。

 まあ、そうは言っても一朝一夕に積み上げられるスキルでもありませんし、「よくわかんないので助けてくれ」と言われれば、ウチは喜んでお手伝いします。そういう部署だと思ってるしね。最悪なのは、よくわかんないのに適当に済ませて、いいだけ進んで取り返しがつかないギリギリのとこになってからウチが事実を知るようなヤツな。何でこんなになるまで放っといたんだ!!というAAを地で行く展開になるんですよ、ええ。

 えーっと。最初に書こうと思っていた話からだいぶ脱線したので、元に戻しますが。

 人が働けば、コストが生じます。そのコストの集積に見合った分が、サービスに対して支払われる対価になる。こういう、単純なことが、そもそも無視されているように思われるゲンジツに、あたしゃ腹が立って仕方ないのですよ。少し前の話題ですが、電通の自殺問題で大きく取り上げられたサービス残業が、全国に蔓延している件だってそう。最近話題に上っている、芸能界の若手がどんなに働いても月給5万円で済ませられているなんて話もそう。教師が月給の割にこき使われすぎてブラック化してるなんて話もそうです。なんじゃそりゃ。人が働いてコストが生じるところを無視したら、誰も幸せになるわけがねーんだよ、頭冷やせよ、国のお偉いお役人さんたちに、有象無象の経営者さんたちよぉ!!

 私個人が見聞きする限りにおいて、ですが…日本の労働環境というヤツは、もうかなり前から相当ヤバいことになっていて、今まさにあちこちで軋みを上げている状態なんじゃないですかね。電通の件も、比較的大きな花火が上がったようには見えましたけど、何となくその後は落ち着き始めているようにも見えて、何かを変える力にまでは育っていないように見受けられますし…。次に何が来るべきなんですかねぇ。今どき、労働闘争でもないんだろうしなぁ…。

 とまあ、個人的な憤りを一通りぶつけ終わったところで、この記事は唐突に終わりを迎えてしまうわけですが。私程度が思いつくことなんてたかが知れてますが、引き続き、考え続けることだけはやめないようにしたいと思います。考えるのをやめたらそこでカーズ・究極生命体ですよ。(あれっ、また最後の最後でどうしようもない記事になったぞ?)
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