Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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「暗譜」について
 ガウジュは来月の演奏会を控えて、週を追うごとに音楽の輝きが増していっているようで、実にいいです。とりあえずの「目標地点」みたいなものは、まだ随分先にあるのですけれど、それでも今のこの方向性は、ベクトルの傾きは、少し前の状況に比べると遥かにいいです。願わくば、更に勾配が大きくなって、本番直前にはきっちりといいところまで到達できますように。

 さて。

 今回も、全曲暗譜(譜面をそらんじて、譜面無しでステージに立つこと)で臨みたいと思っています。何故そうするのか、ということを聞く人がいるんですが、答えは単純明快で、「そうした方がいい音楽に近づけるから」です。少なくとも、私の場合は。

 「譜持ちじゃダメなのか」と聞く人もいます。いやいや、ダメではないでしょう。指揮者が明確に指示していない、或いは暗譜でも譜持ちでもどちらでもいいと明言している場合は、譜持ちでも別にいいと思いますよ。あくまで私の場合は、暗譜にした方がいいってことだけです。

 かく言う私も、譜持ちで臨んだステージが過去にいくつもあります。それは何故かと言うと、これまた単純明快で、「その時は譜持ちの方がいい音楽になりそうだったから」です。いやいや、もっと正確に言いましょう。「その時は、無理に暗譜でステージに立つと、音楽を奏でる以前の問題になりそうだったから」というのが、正確な表現でしょう。間に合わなかったんですよ、暗譜も、音楽づくりも。
 
 勘のいい方は気付かれたでしょうが、私にとって、「暗譜」というのは、「目的」ではありません。「手段」にすぎないんです。「目的」は、いい音楽を奏でるべく、自分のベストを尽くすこと。覚えることができれば、譜面から目が離せます。その結果、私の意識は「楽譜の上」ではなく、その場の空気や、鳴っている音楽に向くようになる。それが、とても重要なんです。楽譜を持っちゃうとね、仮にほとんど覚えている曲であっても、ついつい目は譜面を追ってしまいます。だけど、私の経験上、楽譜の上には「音楽の設計図」が書かれているだけで、音楽そのものはそこにはありません。今、この瞬間に鳴っている音楽に対してではなく、音楽を奏でるための設計図の方に意識を奪われてしまう気がして、それが嫌なんです。

 「とりあえず暗譜」しただけだと、そこまでは到達できません。ギリギリ覚えたかどうか、というくらいだと更に悪くて、頭の中で必死に次の歌詞を追いかける羽目になり、音楽を奏でるどころではなくなってしまいます。これでは本末転倒なので、私もそのレベルの時には譜持ちで断念します。もっともっとできたはずだなぁ、という後悔とともに。

 今回の演奏会、少なくとも2つのステージまでは、私はいい線まで行けそうな感覚が掴めてきました。残る1ステージが難物で、今のままだとヤバげな雰囲気なのですが…あと二週間でモノになるかどうかチャレンジし、その時点で「行ける」という確信が得られていたら、暗譜で行こうと思っています。つーか、行きたいですね、そこまで。本番前から後悔が残ること確定、というのは、寂しいですからね。

 あと3週かぁ。頑張ろ。うん。
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