Old Dancer's BLOG
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Rewrite 第1話「世界か、自分か」
 間もなく第2話が放映されますね。(注:記事を書き始めた時点は、まだ23:30より前だったのです。)

 書こうかどうしようか、すんごく迷っていたんですが、とりあえず第1話についてはちょっとだけ、書いておくことにします。

 過去にアニメ化された他のKEY作品と違い、私はこのRewriteという作品を、事前にプレイしていません。脚本が外注、という程度のことしか知らず、世界観もストーリーの骨子も、いやそれ以前に、どういう登場人物が設定されているのかさえ、全く知りません。白紙です。

 そんな状況で鑑賞した第1話でしたが…原典を知らないにもかかわらず、私が抱いた感想は、「過去の全てのアニメ化KEY作品の中で、一番ゲームっぽいんじゃないか」というものでした。原典を知らないのに、です。妙ですよね?

 私なりに考察したその理由について、ここに書き記していこうと思います。
 
 さて。

 アニメ化されるにあたっては、どんなゲーム作品においても、一切の改変なしに、というわけにはいきません。多かれ少なかれ、何らかの変更はやむなしですし、変更することでよりアニメ作品として引き立つ、そういう方向を目指すべきなのだろうと思っております。スタジオの得手不得手、作られた時期により変動する時代性、作り手の意向や大人の事情、様々なファクターがそこに絡むことで、作品は色々の異なる様相を見せてくれます。

 特に、マルチシナリオ・マルチエンディングのゲームを一本化する際には、取捨選択、各モチーフの改変や重みづけが欠かせませんが、その中で浮かび上がってくるのが、全体のシナリオ回しなんですね。全体の方向性が決まれば、どの辺でどんなエピソードをやっておくべきか、各箇所の配分や描き方などが決まってきます。「第1話」で何をどのように描くかも、そうしたハンドリングに影響されて決まることが多いのではないでしょうか。

 例えば、京アニ制作のAIR。第1話では相当なスピードで3少女との出会いを果たしていますが、これは、「全13話の1本のストーリーとして再構成する」という命題と、「メインヒロインの観鈴が、往人以外と必要以上に仲良くならないように」というシナリオ上の必須事項を共に満たす必要から導かれたハンドリングだと思われます。

 例えば、同じく京アニ制作のKanon。こちらは、全24話で語れば良い、という余裕ができたことも大きいですが、何よりも「独立した5本のシナリオを1本のストーリーとして紡ぎ直すにあたり、祐一とあゆを囲む人と人とのつながりが次第に広がっていくことを作品のテーマとする」という方針が大きく影響し、第1話では最低限の顔見せと、進行上無理のない範囲での邂逅のみが描かれています。ヒロイン全員との「出会い(顔見世だけでない)」には、第2話までかかっていますね。詳細は省きますが、CLANNADも第2話あたりまでかかって全員登場、という進行ペースは一緒です。

 例えば、J.C.STAFF制作のリトルバスターズ。こちらも上記Kanonとよく似た方向のハンドリングがなされていますが、一層、進行には手が入れられています。俗に言う元祖リトバスメンバー以外はほとんど第1話で顔を出さず、その後はほぼ、1話進むごとに1人のヒロインが追加されるような具合でした。「広がっていく、彼らの世界」というモチーフは、原典でも重要な意味合いを持ってきますから、その辺を重視し、じっくりと描くことにした結果なのではないかと思います。


 さて、今回のRewriteはどうだったかと言うと…上記のいずれとも異なる匂いがします。まずは1時間のスペシャルだったこと。尺としては2話分ということになりますが、「30分で引きを作った物語2本」と「1時間1本もの」とは、結構印象が異なるんですよね。そして、これで全員かどうかは私はわかりませんが、相当な数の女性キャラクターが登場していました。ペースから言えば、「京アニAIRほどじゃないけど、結構なハイペース」と思える状態。少なくとも、私の認識上それなりに印象が残っているのは、外で寝こける癖のある幼馴染の小鳥、後にデレること確実と思われる最悪の出会いを果たした転校生ちはや、あと名前は出てきてないけど夜な夜な現れては主人公に危害(?)を加える、バンパイヤだかなんだかわからない謎の少女、この三人だけです。申し訳ないけど、他はほとんど記憶に残っていません。

 この辺が、私の感想として「ゲームっぽい」と思わせた部分の多くを占める気がします。ゲームの序盤って、大体こんな感じじゃないですか。分岐前って、結構な数のキャラクターとの「邂逅」もしくは「出会い」がイベントとして用意されていて、リプレイ時にはその辺ってさくさく飛ばされる部分なんですよね。で、そのままをやったように見えるのが、私視点の今回の第1話です。ざっくり言うと、アニメ化するにあたって改変したフォーマットらしきものが、まだ私には知覚されずにいる、というのが近いかしら。改変部分が見えてくると、また異なる感想になりそうな予感はするのですが、知覚できていない以上は、今はまだ「おあずけ」にせざるを得ませんね。

 一方で、個々のエピソードや描き方については、今のところは面白く見られています。1時間というたっぷりすぎるボリュームに、詰込み気味でキャラクターラッシュされたことが仇になって、視聴後には、どっぷり疲れた、という感じにはなりましたが。明らかになっていない謎も多いし、作品の目指す方向性もまだはっきりと掴めていない状況なので、もう数話はその辺を探るような気持ちで見ることになるのかなぁ、という印象です。

 個人的には…あんな可愛いお隣の幼馴染がいて、何でフラフラしてるんだこの主人公は、というのが、率直な感想だったりします。何かね、イメージがね、「名雪さんを袖にしていた祐一」と重なるのよ!!(爆) そういやぁ、京アニKanonから間もなく10年かぁ(遠い目)。

 今回はそんなところで。もう第2話の録画が終了しているタイミングなので、この後にでも見てみますかね。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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