Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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演奏における「空気感」について
 昨日は、ひょっとしたら10年ぶりくらいでないのという、コーラスフェスティバルに参加してきました。出身校の現役合唱部の演奏を聴き、その現役たちとOBとの合同合唱団でも一曲歌って。自分が歌った方は、総じていい演奏ができたんじゃないかと思っています。客観的な評価は自分では下せませんが、自分が見聞きした範囲では、少なくとも悪くは無かったみたいだな、と。

 一方、現役の演奏の方は、「まだこれから」の部分が相当あることは間違いないですが、それでもかなりの「空気」が出ていて、かなり驚きました。まだ6月なのに、こんなに空気出せるんだ、と。

 演奏での「空気」って、教えようがないんですよ。「気迫」とか「目からビーム」とかもそうだけど、こうすれば出せるとか、どうすれば増やせるとか、そういうハウツーもなければ定量化もできない、微妙かつ曖昧なモンです。「存在感のある人」というのは何故存在感があるのか、どうしたら自分の存在感を増やせるのか、という問題に近いかも。「オーラ」とか言ったって、見えるわけでなければ測れるわけでもないですからねぇ。

 でも、それは演奏にとっては非常に大事なものです。極論すれば、空気もオーラも感じられない演奏は、どんなに音程や和声が正確であっても、どんなにきっちりと声が揃っていても、「つまらない」と一蹴される可能性が高いのですよ。音程やテンポの「正しさ」は練習する上での具体的な構成要素には違いないですが、それらを突き詰めるだけでは絶対に「感動」には近づけないのです。

 OBは、それなりに色んな経験を積んでるだけあって、その手の「定量化ができない大事な何か」を出すことは得意だったりします。現役高校生の経験値だけではどうしても足りない部分は、たとえ卒業したばかりのOBであっても、多少なりとも持ち合わせがあるんです。OBが参加する価値は、それこそ「参加すること自体」に内包されてるんだろうなぁとか何とか。今までの、ただ参加してただ置いてきたものらの積み上げが、ここに実ってるんだとしたら嬉しいなぁと。

 もしそうでないのだとしても…こういう空気を出せる高校生たちと一緒にステージに乗れることを、自分がその系譜の一部を担っていることを、私は誇りに思います。その気持ちを胸に、また彼らに関わる次の機会を楽しみにしています。
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