Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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中二病でも恋がしたい!戀 Last Epi.「黄昏の…上級契約」
 え。

 あーあーあーあー!!それか!!そっちの方か!!Episode IIでやってたわなぁ、自分たちなりのスピードで、恋を進めていければいいんだよ、って。二期のメインテーマは、実はそっちの方だったのか!!


 ………って。


 納得できるかい!!
 (ノT□T)ノ⌒┻━┻ 匚O∴


 はぁ…ダメだ。とうとう最後まで、自分なりの「共感点」を掴み損ねたまま、でした。ストーリーものだと思わせておいて(だって一期がそうだし)、その実はオムニバス形式に近いような進行でしたので、それも非常に大きな認識のズレになって私を苦しめましたが…それを差っ引いても、やはり「メインテーマの提示と収束」が上手くできているようには、到底思えないんだよなぁ。申し訳ないけど、今までの京アニさんの作品の中では、自分には最も合わない作品です。こんなこと、知りたくなかったよ…。

 (´・ω・`)ショボーン
 
 前回も書いた通り、「ワンカット」を単体で見た時のクオリティの高さや、単発エピソードとしての完成度の高さを見ると、「さすが京アニさんだ!」というものもあちこちにありました。Episode Xなんてのは、その極みですかね。今話だって、単体で見た時には、そんなにブー垂れるような出来ではないですよ。今話に限らず、今作のアニメーションのビジュアル面のクオリティは、今まで通りかなり高いものだと思っています。

 だけど、私はアニメーションを「見た目だけ」では評価しません。見た目が美しい作品なら、他にも数多くありますし。違うんですよ、私が京アニさんの作品が好きでいる理由って。美しい作画に支えられつつ展開される、「ダイレクトに自分の心に刺さり込んでくるような、心理描写のために練り上げられた上質な演出」だったり、「怒涛の勢いで落とし込んでくるクライマックスに向けてのスピード感・ボルテージ」だったり、「使いどころをきっちり踏まえた、音楽とピッタリ一つになってがぶり寄ってくる視聴者を悶絶させるシーンづくり」だったり。

 …振り返ってみると、今書いたものって、ほとんど無かったんだよなぁ、今回。

 Episode Iの時のレビューに、私はこんなことを書いていました。

(前略)表面的な「変化」を提示すればするだけ、彼らの関係性は「何一つ変わっていない」ということが、見ている側にごく自然に伝わってくるんですね。

 何故そんなことするのかって?はっはっは、そりゃーキミ、後でひっくり返すからに決まってるじゃないかー。


 ひっくり返さんかったねー。

 うん、ひっくり返さんかった。

 …ひっくり返せば何でもいいとは言わんけど、ひっくり返すことなく、ただ淡々と紡いだら、そりゃ平坦な印象にはなるわよ。

 「七宮」という、実に扱いでのある新キャラクターの投入によって、変化を起こすんだろう、と私は思っていたんですよ。だけど、空気だったねー。突飛なキャラクター性という点では目立っていたけれど、ストーリーの流れ上は空気でした。忘れられないようにと、あちこちでちょっとずつ登場させてはいたけれど、Episode VIIまでは「完全に空気」と言っても差し支えなかったでしょう。無理やり登場させてた感すらあります。その脇で、既存キャラクターたちがやっていたことは、一期で描けなかったようなサブモチーフというべきものがほとんどで。そういう意味では、大きく変わったものは今期、「何も無かった」という印象が強いです。

 一期も二期も、アニメ版は原作からいくつかの設定だけを拝借した上で、中身そのものは大胆に変えているんだけど…それでも、一期は「原作よりも多くのものを盛り込んで盛り上げることに成功した」と思うんです。だけど、二期は、ダメだ。「原作よりも多くのことを盛り込んで、その結果、よくわからないカオスな状態で終わった」と思います。原作はね、面白かったよ、二巻。一巻はそこそこだったんだけど、二巻は「ホントに同じ作者なのか」と思ったぐらい、自分的にはヒットだったんですよ。だから、その二巻が下敷きになるこのアニメ二期には、自分はそれなりに大きな期待を寄せていました。原作でもあれだけ捻じ切れそうな心理描写がされているのだから、京アニさんがやったらすごいことになるに違いない、と。

 その意味ですごかったのは、Episode Xくらい。Episode XIの前半も含めてもいいですが。…これでは、好印象で終われるわけがないじゃないか。

 原作は三巻が発売されるそうですね。ということは、来年か再来年辺りの近い将来、アニメ版も三期が制作されるのでしょう。現状の京アニさんの戦略は、「自社ブランドの醸成」に軸足が置かれていることに間違いないと思いますので、このまま二期までで終わりってことにはならないと思います。

 実際にそれが実現した時、自分はどうするかなぁ。レビューは諦めるかもしれません。今期を彷彿とさせる出来なら、多分途中で書くのやめます。これなら、「毎週の濃厚レビューは書かない」宣言したFree!の方がまだ書きやすかったよ。




 時間は、元には戻りません。「あの頃のナニをもう一度」という願いは、多くは詮無いものに終わるでしょう。ですが、前に進むことは出来ます。例え違った形であっても、面白いものが出てくる可能性は、いくらでもあるのだと思っています。

 世の中には、自分の「好き」を注いだ対象に対して、スパッと好意を引き上げることが出来る人がかなり多くいるような印象がありますが、少なくとも私はそうではないようです。これからも、「京都アニメーション」というブランドに対しては、ある種の好意を抱きながら、その作品を追いかけることを続けることになるでしょう。そんな簡単に引き上げられるような感情は、持ち合わせがないのです。愛憎の「憎」の部分が表に出てしまうようではいけませんから、もしそうなったら自分から身を引こうと思いますが…歪みのない「愛」の方が多いと思えるうちは、まだしばらく見続けていこうかなと思います。

 今シリーズのレビューをこんな形で終えることが甚だ残念でなりませんが…毎週追いかけようとしてきた自分なりのけじめとして、やはり書き残しておくことにします。制作スタッフの皆様、お疲れ様でした。今後の皆様のご活躍を、人知れず応援しております。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:中二病でも恋がしたい! - ジャンル:アニメ・コミック

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