Old Dancer's BLOG
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中二病でも恋がしたい! Extra Epi.「煌めきの…聖爆誕祭」
 既に劇場版と二期制作の報せが来ている「中二病でも恋がしたい!」ですが、それらになだれ込む前に。

 先日発売された一期最終巻に収録された「未放映エピソード」のレビューを書いておきたいと思います。

 さて、この手の未放映エピソードは、その多くはかなり「番外編」としての色彩を帯びます。一連のシリーズとして紡がれた本編とは、多少なりとも距離を置いたエピソードになることが多いんですね。

 従って、邪推系レビューを書く身としては、真っ先に考えるのは「どのくらい本編から遠ざかっているのか、或いはどのくらい近くに留まっているのか」ということなんです。本編のエピソードで描かれたメインテーマに近いものが含まれていたり匂わされていたりすれば、それだけ深みを掘り起こすことができますからね。

 で、この中二病でも恋がしたい!においてはどうだったか、というと…「直接同じテーマを描写しているわけではないけれど、本編の内容を踏まえてこそのNextを盛り込んできているんじゃないか」と思いました。そのキーになるのは、アバンで勇太が言う、以下のセリフ。

「前と何も変わってないんだよなぁ。」
 
 これは、勇太と六花の関係が、以前に比べて変化してない、という言葉なんですが、見ている側には別な意味合いにも響く言葉だと思います。「勇太も、六花も、以前と変わっていない」という具合に。

 このエピソード、本編の終盤の流れを知っている身としては、「あの重い流れは何だったのか」と思う位にお気楽な、どっちかというとシリーズ前半部に近いようなノリの話になってるんですよね。そういう意味では、あの悩める日々を経ても、勇太や六花は何も変わらなかったように見えてしまう、という。

 で、そこに来て、「前と何も変わってない」ということを、主人公にわざわざ言わせているわけですよ。

 これには、何か確信犯的な匂いを感じます。

 あえて前半部と同じようなノリに落とし込んでいるんじゃないか、という気がするんですよ。

 何故、以前と同じになっているのか。このエピソードのキモは、まさにそこにあるような気がします。後半、ナイトクルーズの時の勇太のセリフがそれを裏付けていますね。

ムリしない方がいいのかなって。

中二病もそうなんだけど、
自然な流れで、自然にしていればいい気がするんだ。


 二人はあの大騒動を経て、「自然な流れで、自然にする」ことを手に入れたんですよね。中二病な自分を、ムリをして変えないこと。自分が自分らしくあるための、自然な立ち位置を維持すること。散々悩んでムリをして、苦しんだ先にもう一段先のところで「元の自分」に帰ってきてるわけです。それは勝ち取ったもの、なんだよね、二人が。

 だから、六花は、以前のまま。勇太も、それをツッコむ位置のまま。本編から地続きのエピソードになっていると私が感じたのは、その辺りなんです。


~~~


 一方で、恋人としての進捗を、勇太と六花は気にしているわけです。


 まあ、アレですわ。自分のようにそれなりに歳を食ってきちゃうとですね、ナチュラルに「別に急がなくてもいんじゃね?」って思っちゃうところが大きいんですが、リアルタイムで初めての恋愛に向かってる年頃の男女が自然にそう思えるかってーと、まーそりゃあムリだろうなと。迷うよねー、悩むよねー、相手がどう思ってるか気になるよねー。

 パーティでアルコール分のキツいケーキを食べ過ぎて酔っちゃう、なんていうモチーフも、よくあるモノのようでいて、なかなかの使い方をされています。

 酔いに任せて、シラフでは言えない事を言いまくってる六花と凸守。

 そして、未成年である彼らには、まだお酒は早い。

 つまり、これはムリして背伸びしてるだけ、ってことなんですね。



 船の上でちょっといい雰囲気になって、あ、キスしちゃうのか…ってところで、ボーっと汽笛がなって我に返る二人とか。

 そっと小指だけを繋ぐような、背伸びしてない自然な触れあいで、実にいい笑顔を交わす二人とか。

 この辺が、「今の自然な二人の関係」なんですね。それは多分、今の彼らにしか訪れない、貴重なひと時です。あれだけでドキドキしたりとか、カンケイが進んだら次第に無くなっちゃったりするんだよ、キスとかしても全然フツーになっちゃうだろうし、更にはセッ(以下自粛)いやとにかく、こういうね、「まだ知らないが故の感情」ってね、ホントに貴重だと思うわけです。

 今を、自然に楽しめばいいと思います。

 今の、自然な中二病を謳歌するのと同じように。

 試練を乗り越えて、自然な自分に帰ってきた彼らなら、それができるはずですから。



 劇場版での六花視点の描写も楽しみですが、二期では何が描かれていくのか、それが楽しみでなりませんね。だって、本編と上記を合わせて考えると、勇太も六花も現時点では「安定」に達しているように思えてならないんだもの。それを動かそうとすると、やっぱり何らかの「異物」の投入が必要な気がするんですよね…アニメでの展開上を見て、無いかなと思っていた原作二巻のあのモチーフが来ちゃっても、おかしくはない、よね?

 いずれにせよ、その日をワクワクしながらお待ちしております。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:中二病でも恋がしたい! - ジャンル:アニメ・コミック

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