Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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氷菓 第八話「試写会に行こう!」
 Zzzzzzz....


 「…………あれ?」


 Zzzzzzz....


 「…てりぃさん?」


 Zzzzzzz....


 「てりぃ、さん」


 あ、ごめんごめん。「ネタ振り」の回だから、もう今回は「寝たふり」ですまそうかと。(ばき)

 「そのセリフ、いつだったかも聞いたよー」(棒読み)

 「ここで寝るのはあぶないなー。ガラスが散らばってる」(棒読み)

 「なんだか、いやな予感がする…」(棒読み)
 

~~~


 いやぁ。すいません。

 メインPCのHDD飛んで、すっかり動揺しちゃって。orz 映像とかろくすっぽ頭に入ってこないんですわー。orz そうしてるうちにも時間はどんどん過ぎるし、焦る一方で。もうホントに寝たふりしたくなりました(爆)。

 …入須先輩の置かれてる状況も、きっとこんな感じなんでしょうなー。ストーリーのメインを司る脚本家が倒れて、すっかり動揺してしまって、映像撮影のスケジュールの再調整なんて、ろくすっぽ頭に入ってこない、そうしてるうちにも時間はどんどん過ぎるし…しっちゃかめっちゃかになってしまっても何の不思議もないシチュエーションです。ただ、それにしては随分とクールで毅然としていますけれど。

 これは、入須先輩の持つパーソナリティ~女帝と呼ばれるに足る内面によるところが大きいのかもしれません。豪傑って感じしますもんねぇ。それ以上に裏がありそうですが…。


~~~


 久々の長編突入ということで、その第一回目になる今回は、まだ謎の片鱗しか見えていない状態です。ここで何か言おうとしても、なかなか限界があるわけでして…え?氷菓が始まって最初の一話で、何かすごく語ってたろって?あーあー、あの時はOPについて熱くあつぅく語っていましたから、本編については、あまり(ぇー

 ただ、ちょっと気になることはありました。そう、私、気になr(はいはい、言いたいだけ言いたいだけ)何が気になったかと言うと、えるのこのセリフです。

それに…それに何故本郷さんが、信頼と体調を損ねてまで、途中で脚本をやめなければならなかったのか、私、気になります!


 うむ。

 そこ、重要なのか?

 重要なんだろうなぁ、えるにそう言わせたということは。

 入須先輩が持ち込んだ相談は、少なくとも表面的には「自主制作映画を曲がりなりにも完成に導くための協力」であり、言わば完全に実務的な要請によるものであって、それ以外のものではあり得ません。でも、えるが上記で提示している疑問は、「何故この制作体制がかような事態に陥ってしまったのか」という原因の方であり、実務よりはその制作を進めるために集まった人間たちの関係性の方に重きがあって、そこを解決しても実務的な部分が解決されるわけではありません。

 明らかに差異があるんですよ。入須先輩からの相談と、えるの言う動機には。

 これは、この一連の長編が、単なる「自主制作映画のストーリーを推測する」というレベルでは決して終わらないことを示唆しています。むしろ、2年F組の制作スタッフの人間関係に潜む、本質的な問題があったことが炙り出されていくような、そういう展開になるんではないでしょうか。

 そうですね、アバンの中でも、入須先輩と思われる人物がチャットで相談をしている正体不明の人物「あ・た・し♪」(…確たる証拠はないですが、奉太郎のお姉さんなんじゃないですか、あれは)も、こんなことを書いています。

ごめんねー、さすがに時間と距離は、動かせないもんねー


 この「あ・た・し♪」さんが奉太郎のお姉さんだとするならば、「距離」の方はわかります。今彼女は海外にいて、直接協力することができない離れた「距離」に置かれているのですから。じゃあ、「時間」は?海外から戻ってくるのに時間がかかるから?いや、彼女は当面、この旅行から戻る考えはないでしょう。十年後にこの時間を惜しまないとまで言い切った、充実した日々を送っている真っ最中ですから。

 とすれば、動かせない「時間」の方は、入須側の事情の方ってことになります。例えば、「残り少ない、撮影と編集に使える時間」のことか。或いは、「もう決して巻き戻せない、起こってしまった出来事にかかる時間」のことか。前者は真っ当、後者なら…この事態を引き起こしてしまった、まだ我々には見えてきていない問題の存在を暗示しています。


 作りかけの作中作・ミステリー。その謎を解くという課題から入っていく今回の長編は、作中作の謎を解くのではなく、それを作ろうとした作中人物たちの謎を解く展開になると思われるのです。


~~~


 それらはちょっとメタ的な雰囲気もあって、ワクワクします。

この事件の犯人は誰だと思う?


 Aパートラストで言われたこの入須先輩の言葉は、ここでの直接の意味は「この映画(作中作)の犯人役は誰か」ということを問うているに過ぎません。

 でも、これから紡がれる氷菓としてのストーリーが私の想像通りだとすると、この言葉はこんな風にも耳に響くんです。

この致命的な事態を招いた犯人は誰だと思う?


 二重構造ですよね。フィクションである「氷菓」という作品の中に「自主制作ミステリー」という作中作があって、その作中作の謎を解く過程で、氷菓世界自体に撒かれた謎も解消していくという。

 その、氷菓に撒かれた謎が、恐らく人間関係だろうと私が感じた論拠を、もう少し書いておきます。

 まず、途中から企画に参加し、つい最近になって事態の収拾に乗り出した入須先輩。彼女は一人明るみに立って、暗がりに座っている古典部の四人に語りかけます。何か知ってるんですよね、彼女。何をどこまで知っているかはわかりませんが、古典部の四人がまだ知りえない何かを、彼女はおそらく知っています。一人明るみに立っていたのは、その暗示に思えるんです。映像は見せました。直面している問題も語りました。じゃあ、その他に何かあるとすれば…。

 彼女、アバンで、謝罪する本郷に対する返信メールに、こんなことを書いているんです。

もう謝らなくていい。
最初から適材適所ではなかったのは確かだ。
よくここまで頑張ってくれた。


 適材適所ではない?本郷に一時間ものの脚本を書けといったのがそもそも無理だった、という解釈も取れますが…彼女一人の任が重かったことを称して、「適材適所ではなかった」なんて言いますかね?他にもいくつかミスキャストがあって、それが今回の事態を招いた遠因になっていたりするんじゃないでしょうか?

 次に、翌日の古典部を迎えに来た江波先輩。何故彼女がここで出てきたのか。企画には参加していなくて、本郷とは親友で。あまり適役じゃないですよね?本来なら、企画に参加している人間が迎えに来て当然です。如何にも裏がありそうじゃないですか。江波に、本郷は何かを託したかったのではないでしょうか。

 そして、上記2人ともが、「企画には当初参加していない」「今は事態の収拾に向けて何らかの役割を負っている」ということになっています。これ自体が、ちょっと違和感ありますよね。何で企画に参加している本人たちで解決を図らないのか。可能性としては、本人たちで収拾できないところまで問題が大きくなってしまい、助っ人を頼まざるを得なかった、というのはあり得ます。そして、別な可能性としては…本人たちにそもそも事態を収拾するつもりがない、というのもあり得るんですよね。人間関係が修復できないとか、そもそも人間関係の故にこの事態を望んで引き起こしているとか。

 いずれにしても、ロクな事態じゃない香りが、プンプンするんです。

 ラストシーン。「探偵役」を買って出たという、企画の当事者3名。三人三様でありながら、いずれも妙に不敵な表情に見えるのは気のせいでしょうか。調整の鬼とも言える京アニが?いや、狙ってこの表情にしているに違いないんですよね。


~~~


 Aパート冒頭の、奉太郎と里志との会話にも触れておきましょう。才能ある人間がうらやましい限りだという里志に対して、奉太郎は「でもまあ、うらやましいばかりでもないだろう」と返しているんですが…。

 京アニの常から言って、何にも関係のない話をこれ見よがしに置いておく様なことはまずありません。何かと関係しているんですよ、これ。

 才能のある人は、普通の人のような人生は送れない。例えば、人一倍仕事やら何やらをこなさなければいけなかったり。例えば、謂れのないねたみやそねみを受け続けねばならなかったり。その結果、依頼された仕事を最後まで完遂できなくなってしまい、謝罪せざるを得ないような事態に追い込まれて…。

 まさか、本郷先輩のことを暗示してるんじゃないでしょうね?



 その他には、タロットカードの暗示するシンボルの話も、非常に興味を引かれるところではあるのですが…多くを語るほど考察の時間が取れないので、今回はちょっとだけ。奉太郎が「VIII.力(Strength)」に例えられているのは、問題を解決していく力ってことなんですかねぇ。よくわからないところですが、今後ちゃんと語られるのを期待ってとこでしょうか。一方、えるが言っていた「XVII.星(Star)」じゃないかというのは、EDに出てくる「Polaris」との関連を思わせてくれて、なかなかじわっと来るセリフでしたね。そっか、やっぱり奉太郎はえるにとって星なんだね。うんうん。

 奉太郎が力なのだとして。それはやはり、一種の才能なのかもしれません。普通の人のような人生は送れず、人一倍仕事をこなせばならない。あー、そういう風につながっているわけですね。奉太郎にとってはこの上なく不本意なのでしょうが。

 不本意でも何でも、その力なり星なりが、どういう運びで事態を動かしていくのか。来週も楽しみです。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:氷菓 - ジャンル:アニメ・コミック

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