Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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日常の第4話
 スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル書きづれえええええええ!

 …いやいや。「書きづらい」というのは、言い訳ですね、きっと。てゆーか、「デリシャス」ってなんだ、「デリシャス」って。

 公開された初日に何とか一回は見ました(大爆笑しながら)のですが、その後すぐ仕事に出かけてしまい、夜遅くに帰ったので当日はレビュー書きどころか再鑑賞すら出来ず。翌日は翌日で通常出勤の深夜残業。そのまた次も…てぇ感じで、第2回目の鑑賞に至ったのがようやく2日前という体たらくですよ。おかげで全く記事の内容が固まっていないと来たもんです。もう中京地区では第5話の放映が近付いているというのに…。ああ…この言い訳三昧、どうにもこうにも改善しない忙殺日々が、オレの日常だなんてなぁ…。

 ………くっそぅ!

 スーパーウルトラグレートデリシャスワンダf←気に入ったらしい
 
 今週は、ついにOPのMAXIが発売になったりして、忙しいながらも辛うじてゲッチューできた私でしたが…結局「聴く」以外の行動が一切取れないんで、これまた悶絶の日々でございました。色々思うところもあったから、本来ならレビューに絡めて何かと書けたはずなんですがね。基本、余力さえあるなら記事を書くこと自体は嫌いじゃないんだけど…余裕もなければ体力もなく、次第に〆切だけが迫ってくるとなると、どうにもこうにもならず、ただ「書けない病」の猛威に身を委ねるだけになっちゃいまして…。

 まあ、言い訳はこのぐらいにしまして。

 滑り込みのタイミングですが、穴は開けたくないので、短くてもまとまってなくても書いて次に進むことにいたします。ようやくの第4話レビュー、行っちゃいましょう。


~~~


 今回、初見で気になったところが二つありました。


 一つは最初。そして、一つは最後近くです。


 「最初」と言いますのは、アバンですね。アニメ日常のシリーズでは最短のアバン。そして、前回に引き続いて「単体のネタじゃないアバン」です。この先の展開の前振り、という点では第3話と同じなんですが、ちょっとした違いがあります。それは、このモチーフが序盤だけで終わってしまう、という点です。第3話のアバンから始まる阪本さん誕生秘話は、少なくともBパートまで続く長い長いネタの一部でした。でも、今回の「日常の14」、桜井先生による生徒指導の件は、あっさりと終わってしまうんですね。笹原も立花も中之条も、誰一人指導できないままに。

 この手の、ネタじゃない短めの京アニアバンには、割と「その後の全体に絡む何かを暗示するもの」であることが多いんです。でも、じゃあ、今回の「あっさり終わるネタの前振り」が何を暗示しているのかというと…何でしょうか、なかなかピンと来ません。「スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルわかりづれえええええええ!」という感じです。

 そして、「最後近く」というのは、ED直前の団地のカットですな。EDへの入り方として、何か妙なんですね。そのすぐ前には「すわ百合展開か?!」という爆笑の「日常の18」が置かれていましたが…そのままEDに移行したってよさそうなもんなんですよね。団地のカット自体は、毎回恒例のヤツなんですよね、ギャグの合間合間に挿入される、その回ごとの定点カメラ視点でぼかして映る風景。これは主に、テンポ感がめまぐるしく変わる各ギャグのつなぎとして「スピードのリセット」の役割を負っていると思われますが…そのままEDに入るなら、リセットは要らないような気がするんですよね。

 …いや。もう一つ、この「挿入される定点風景」が負っている役割があります。それは「どんなに非常識なやり取りが起こっていても、町の日常はゆるゆると進んでいる」ということの表現・描写なんです。第2話のレビューでも、そういう主旨のことを少しだけ書いています。

 前回も今回も、ある街の同じ風景を何回か、幕間的にインサートしていますよね。シーンそのものには意味がなさそうな、ゆらゆらと空気にけぶる、平凡で平和な風景。登場人物たちがドタバタを繰り広げる裏でも、こうして普通の日常が誰に知られることもなく進行している…そんな含みがあるのかも知れません。


 リセットの役割が必要無さそうな場所に挿入された、もう一つの含みがある定形モチーフ。今回は、その「もう一つの含み」の方を強調して使おうという、そういう意図があるのではないでしょうか。だったら、妙に感じたとあのアバンにも、ラストと対になる何らかの強調がありそうです。

 色々と考えてみたところ…このアバンには「何も進展しない状況」の総括役が課せられているんじゃないかなと思い至りました。


~~~


 生徒指導担当の、桜井先生。


 普通、生徒指導っつーと、脳みそまで筋肉でできてんじゃねーかという肉体派体育教師か、如何にも堅物そうな中堅以上の男性教師あたりがイメージされると思います。こんな、小動物的な女性教師は生徒指導の柄じゃないですよね。誰も指導できなさそう、ばかりか、逆に生徒に指導すらされそうです。

 これまでの3話で、桜井先生がそういう「生徒指導に似つかわしいタイプじゃない」ということは、視聴者にも印象付けられています。だから、アバンで校長が桜井先生に風紀の強化を依頼しただけで、「ああー…何か、全然無理そうだねぇ」という感想を僕らは持つんですね。

 そして実際、本編に入ってからも桜井先生の生徒指導は、全く奏功しません。笹原は傍若無人なままだし、立花は指導されようとしていたことすら気付かないまま。中之条は「横から生えてこない」という真っ当な(?)理由があってやむなし。いや、家でのアレはひょっとしてモヒカンやめるのかどうか微妙ですが、それが生徒指導の賜物かと言えばそうではない気がします。結局、アバンで僕らが思った印象の通り。

 だから、この短いアバンは、「これから始まる話が何らの進展を見ないこと」を示しているように思えるんです。ストーリーが進行していくタイプではないこのアニメですから、元々「状況が進展しないエピソード」は多いんですが…今回、意識的にそういうネタを多く取り入れている気がしますね。


 例えば、囲碁サッカー部。

 初回から壁のポスターなどで存在感を示してきた囲碁サッカー部ですが、ようやくの登場かと思えば、ただずっと二人きりで「だるまさんがころんだ」をしているだけ。もうみんな帰ったっつってんのに、まだやってる。進展しないんです、今回の彼らの行動。


 例えば、テスト中にとんでもない行動に出る麻衣。

 机の上にすっくと立ってみたり、教室の後ろで棚の上に寝そべってみたり、やおらかつらを外してカミングアウトしてみたり。これらはどうやら麻衣なりのわかりにくいボケの一つであるらしいのですが、これらが何かの状況を動かすことは遂にありません。ヅラのところは校長にも見られているのに、その後何の展開も無し。放りっぱなしです(笑)。


 例えば、はかせのしつけ。

 いつものことと言えばいつものことですが、お菓子買わないって言ってたのに結局押し切られたり、阪本さんによる指導も猫の本能に負けて有耶無耶になったり。予想通りとは言え、ホントに何一つ変わらないまま。


 例えば、河川敷での麻衣のゆっこいじり。

 ネタ自体は大爆笑しながら見ていたのですが、はたと気づいてみるとこの過程、二人の間に流れるものに何らの影響を及ぼしていません。このやり取りの前と後とで、二人の関係には変化が訪れていないんですね。もちろん、微細なものはあるのでしょうが、大筋としては今までのまま。これで十分に仲が良いようですので、それで構わないのでしょう。ある意味、熟した関係と言ってもいいかも知れませんが…ともあれ今回はこの関係、進展はしていません。


 どれもこれも進展しない。


 いつものまま。


 それが、「日常」というものの一つの側面なんですよね。揺れはするけど変わらない、ゆるゆるとしてそれでいて頑強な。そのことをピックアップしているのが今回の第4話であり、それを総括してのあのアバンだったのかも知れません。


 そして、しかし、「それでも時間は流れる」んですね。今回のラスト、とっぷりと暮れた団地がそうであるように。何も変わらないように見えて、ちゃんと時間は過ぎていきます。OPの強制拡大モチーフが「強制進行する日常を表しているんじゃないか」という考察を以前にしましたが、そのことともしっかり噛み合います。

 これは、ラストの夜の団地だけではありません。時間が過ぎていくことを示しているシーンが、いくつも見当たるんですね。はかせは全然言う事をきいてくれないんだけど、雪だるまは刻一刻と確実に融けていきます。麻衣のボケている様をどうにも出来ないまま、無常にもテストは終わります。永遠にやっているかと思われた囲碁サッカー部のだるまさんがころんだは、やっぱり終わって帰宅の時間が訪れます(そこで子どもたちが変わらず「だるまさんがころんだ」をやっているのが何とも憎いですね)。


 どれもこれも進展しない。いつものまま。


 だけど、それでも時間は流れていく。


 アバンとラスト。その2つで美しく括られた、今回の一連のエピソード。個々のギャグを楽しむだけでも十分なのですが、ちょっと気付くとこんなところでも日常はいい感じです。「明日また会えるね」というEDの歌詞にもまた、変わらず流れいく日常の含意を感じ取ることができますね。


 私も日常のように、変わらずレビューを書いていきたいものです。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:日常 - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
5話まで37分
何とかギリギリ滑り込んだぞ!
というか、てりぃさんも滑り込みストの仲間入りですか!?

今回は「インコ」が最高でした。
まぁ全体的におもしろかったですけどね。
本当に、てりぃさんはスーパーウルトラグレート
デリシャスワンダフルナユキストですねええええ!!
2011/05/03(火) 23:22:51 | URL | つちむ #-[ 編集]
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