Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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日常の第2話
 …なんかね、どうにも妙にバタバタしてて、仕事も私生活も、オイラの日常生活は半死に状態だったわけですが…。

 しかしっ!!それも何とか乗り切ったっ!!まあうまくいかないことてんこ盛りだったとか人に迷惑かけまくりだったとかですっかり元気なくなっちゃってるんですけれどもだがっ!!それはそれ!これはこれで!さあ、ちょっと遅くはなったが!!今週もアツ苦しく!!ムサ苦しく!!元気にレビューして行こうではないかっ!!いざ、華麗に無礼にレビュアーモードに復帰いいいいいいいいっ!!


 「ふっかつのじゅもんがちがいます」
  デレデレデレデレ デン デン


 …………………ぇー。(涙)

 
 

~~~


 あい。ちょっと復活しそこねてる感じアリアリですが、今週のレビュー、行ってみたいと思います。少し短めな感じで。多分。


【「間」の効能】
 間がいいんすよね。全体に。何と言ったらいいのか、「ピッタシ」という感じ。いや、「ピッタンコ」でもいいですが。来るぞ来るぞと思わせといて、ドンピシャのタイミングで決められるシュート。わかっててもガード不能ってヤツですわ。

 例えば冒頭の「グリコ」での、麻衣のあの間からして超絶反則クオリティです。チョコレイトかと思いきや、わけのわからん音を並べる麻衣に、ちょ、ナニ言って、って時間をたっぷり取っておいて、階段を上り切ると同時にBGM終了。そこでアップの肩越しから遠景を望む美しい映像を、風音とともにゆっくりと振り返りつつ、「ふっかつの…」でいったん言葉を切る、とかですね、どう考えても設計が緻密すぎるんですよっ!!ギャグ自体は元祖ドラクエI・IIユーザー限定の、30代以上のおっさん向けネタなのに、しかもまだ2話冒頭一発目のギャグなのに、これだけのリキの入れよう。早々に息切れすんじゃねーか、おい!って、並のスタジオなら心配になるレベルです。

 私個人としては一般に「キライでキライで仕方がない」という、バンクがそこそこ含まれる今作のOPにしても、何かね、キライになり切れないんですわ、不思議と。よくよく見ると、あらまぁ漫然と並べてるわけじゃないんですね、このOPのバンクシーンたち。歌詞とね、出てくる各バンク内のキャラの口の動きとをね、概ね合わせてあるとこがしょっぱなからポロポロ出てくるんですよ。普通はこんな面倒なことしませんよね。何でこんな事したんだ?って思ってると、曲調が変わって激しくなるところから、疑問が一気に氷解するあの連打が!!そう、なののアップの後ですよ。「真っ赤っか」に合わせて赤面しながら叫ぶみさと、「ババ馬鹿な」にピッタリシンクロして怒鳴る担任、「手が震えるぞ」のとこでわら人形を握りしめてプルプル震える校長、「やややっちゃった」のとこの高崎先生と…曲の進行と合ってるだけでなく、「キモチイイ」んですよ、これ。無限拡大ループと同じく、凄い疾走感を生んでるんですよね。バンクシーンなのに。バンクシーンをつないであるだけなのに。

 「日常の5」でも、不審者に追っかけられるとこのスピード感も絶品ですし、止まってから動きに入るまでの間合いもバッチリですが、特筆すべきは不審者の正体が分かってからのあのみおのパンチ!実にいいです、実に。姉「あぁーたの」みお「ぬぅん!」の有無を言わさぬテンポ。しかも、その後続けて2回も繰り返しですよ。元気になるよね、これぁ。

 緩急、とは、言います。言いますよ、ええ。

 言うけどさあ…わかってたとしても、こんなに上手く構成できるもんなんですか。

 主として紙の上に、静止した絵とコマ割りとで展開していくマンガという媒体は、ある程度の誘導は可能としても、最終的な「読むペース」は読者側に委ねるものなんですよね。極論すれば、百人いれば百人の「キモチのいいペース」があるんです(だから、同じマンガを同時に二人で読むと、必ず片方が待たされますよね)。しかし、強制的に時間が進行するアニメーションは、万人に対して進行ペースの「共通解」を提示する必要があるんですよ。無難にこなそうとすれば、ムリのないペースで各シーンをつないでいく形にならざるを得ません。

 なのに。この冒険心あふれる挑戦的なペース配分。トリッキーでありながら、この間合いそのものが笑いを生む源泉としてしっかり機能しています。やるなぁ。


~~~


 トリッキーなだけだと、観終わった後にどっぷりと疲れてしまいそうなんですが…。そうならないための仕掛けも、ちゃんと施してあるようです。



 前回も今回も、ある街の同じ風景を何回か、幕間的にインサートしていますよね。シーンそのものには意味がなさそうな、ゆらゆらと空気にけぶる、平凡で平和な風景。登場人物たちがドタバタを繰り広げる裏でも、こうして普通の日常が誰に知られることもなく進行している…そんな含みがあるのかも知れません。

 更にこれらのシーン。挟まれる度に、作品中の「場」に流れるテンションやスピードは、いったんリセットされています。全体の構成を上手く一つにまとめて流すための、さりげないギミックにもなっているんでしょう。



 その回の中で繰り返して使用されるモチーフ、というのもあります。例えば、復活の呪文。例えば、くま(?)の被り物と覆面。例えば、ロールケーキに甘食。例えば、全速で走るみお。例えば、みおから差し出される野口。例えば、巻き戻されるみおの記憶。…ぅわ、いっぱいあんな!探せばまだあるんじゃないか?

 これらの繰り返しは…言うまでもなく、それぞれ単発のエピソード間をつなぐ「のり」としても機能しますし、まさかの再登場が笑いにつながるという効能もありますよね。繰り返しそれ自体がネタにもなりうるという、上手い部分です。



 キャラクターの特性に応じて、役割分担をはっきりさせてあるのも見逃せません。時定高校のみおたちには、主にアップテンポの激しいギャグを。東雲研究所の博士となのには、緩くほのぼの路線を中心とした展開を。この大きな二つのグループを交互に見せることで、全体のリズムを整えているようにも思えます。



 これら数々の工夫を積み重ねて、調整され尽くしたものとして完成しているのが、至福の23分あまりなんですよね。



 それは、まとめて言えば「間」という言葉に集約されるものです。



 しかし、その「間」を生むために、如何に多くのセンスと労力が割かれているのかと。京アニの作画はすごいです、相変わらず。そして、京アニの調整力と、その産物である「間」も、相変わらずすごいのです。


~~~


 最後に、ED変化について、少しだけ。

 今回、EDが通常のものとは異なっており、本編中にフェイドインしてくる形になっています。

 その理由は、自分では気付けませんでした。ニコニコでコメント見ていてなるほど!と気付かされたんですよ。EDの歌詞で「はじめまして 恋心」という部分が、くまの被り物と邂逅する笹原のカットにぴったりシンクロしているんですね。扉を開けたら妙なモノと「こんにちは」してしまった笹原の「はじめまして」感と、被り物の中に残る笹原の匂いをスーハーしていたんじゃないかというみさとの「恋心」の恥ずかしさと。それを出すためのED変化だったのかもしれませんね。

 ところで、京アニは手がけた作品中において、最終回(もしくは節目回)絡みのEDカットやED変更等は数多く行っていますが、それ以外のEDギミックはそれほど多くありません。けいおん二期におけるシリーズ半ばでのED入れ替え、そしてらき☆すたにおける「毎回異なるED」のみです。

 第三回を見てみないと何とも言えませんが、ひょっとしたららき☆すたと同様の「毎回EDがが異なる」という路線をやる可能性もまだ残っていますよね。そうだとしたら、それはそれで楽しみです。かなり実験的だったらき☆すたのアレに比べれば、こちらはもっとマイルドに、食べやすい形になりそうですがね。

 今回採用されたVerは、曲そのものは同じ曲ですが、アレンジが変えてありますね。ボサノバVerでしょうか。電子音が全面に出た一話のVer(こっちがノーマルVerなのかな)も可愛らしい感じがしてなかなか良いのですが、今回のこのボサノバVerも、生活に自然に寄り添っているような、安心感と味わいがあります。

 …ああ、そうか。そう言えばエヴァンゲリオン、なんつー先達もありましたねぇ。あの作品も、毎回異なるVerのFly Me To The Moonが流れていました。最後はとんでもないところに連れて行かれそうになったエヴァ。この日常は、僕らをどこに飛ばしてくれるものやら。次回も、楽しみに。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:日常 - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
冒険の書1が消えて…よりマシかと
滑り込みの定義がいまいち思い出せない。
こんなんじゃ滑り込みスト失格だな……。

相変わらずな力の入れっぷりというか。
走ってるだけでどんだけすごい描写なんだと
(スーガクのノートを取り返そうとするシーン)。
二人が走っている音も違うし。

ところであのお徳用の甘食ですが、
値段からすると単品で売ってるものと全然安くなってません。
全然お徳じゃないです。

そんな甘食が次回予告。来週の次回予告は一体?
本当に、てりぃさんは金の木魚ナユキストですね
2011/04/18(月) 01:55:43 | URL | つちむ #-[ 編集]
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