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Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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オーズ 第16話「終末とグリードと新ライダー」
 まず、今回はヤボめのツッコミから。

 …800年前に、「科学」というものは無かったと思うの。「科学者」というものもいなかったと思うの。日本では鎌倉時代、海外ではモンゴル帝国が興る頃でシルクロードの時代。あったのは「魔術」だろうし、いたのは「魔術師」、なんじゃないのかしら。

 …いやいやまあまあ、そこはオトナな気持ちで読み替えてくれよ、って言われれば、そうなんでしょうけどね。それこそ、その後に科学として発展していく部分と怪しげなオカルトの部分とが分離されていない時代だったろうから、「魔術師≒科学者」と言っても、間違いではないんだろうけどな。いや、どうしても気になったもので。

 確かに、コアメダルやグリードの出自は、純然たる「科学」というよりも、怪しげなものを多分に含む「魔術」、いや、「呪術」に近いものだったように思えますね。そういう意味では、ちゃんと合ってるのか。あれ?

 そこは正直、大事なところではないんだろうね。大事なのは、グリードがそうやって人為的に「作られた存在だ」というところであり、その持つ異形の能力とは裏腹に「脆弱な存在だ」ってところなのでしょう。
 
 ラスト辺りで映司が言いよどんでいたのが、そういうグリードの本質に対する、彼なりの割り切れない感情なんでしょうね。それを悲哀と言うべきか、不幸と言うべきか。だけど、そのグリードの懊悩が残した無残な爪痕を見て、映司はやっぱり彼らの行動を止めることを改めて思うのですが。

 鴻上会長が望む「欲望による世界の再生」。真木博士が目指す「欲望による世界の終末」。でも、映司はそのどちらとも異なるもの~目の前で起ころうとしている問題をただ純粋に止めること~を願います。それが、ヒーローとしての証なのかどうかは、まだ微妙なところなんだけどね。ただ、最終的に映司が「何を願うのか」「何を欲するのか」「何を以て満たされるのか」辺りをテーマにしている節はあちこちから感じるので、鴻上会長や真木博士との違いは大事なんだろうと思っておきます。


~~~


 脆弱な存在、と言えば。あっさり逝ってしまいましたねぇ、しかも同時に二体ものグリード、ガメルにメズールが。どのくらいアッサリかと言えば、最後に辞世の一言もなければ、断末魔の叫びも無し。「…あれ?倒されて終わり?怪物化して、そのまま終了?もう出てこないの?あれ?」って、ホントに思っちゃいましたもの。


 こんなにも、儚い存在だったんだ…。


 これが、その後のアンクの「コアがないだけでボロボロ崩れるヤワな存在」というセリフの裏付けにもなっていますし、先にも挙げた映司の「グリードって…ちょっと、何だか…」というセリフの土台にもなっています。

 アンクも、そのヤワなグリードの一人だってことを理解し、その願いが「もっと完全で強い体を手に入れる」ことだと知って、映司とアンクの関係がどう変化していくか。以前にアンクがくたばりかけた時(第8話)に、鴻上会長からセルメダルを借りた映司がアンクを助けてやったことがありましたよね。あの時、映司にはそこまでの理解は無かったんですよ。変わると思うんだよね、次に映司がアンクを助けようとする時には。それは劇的な変化として描かれるものとは違うんだろうけど、徐々に、下地として、変わり続けていく彼らの関係性の一部を担うのだと思います。

 それにしても、「もっと完全で強い体を手に入れる」というアンクの願いがね、過去に触れた色々な作品や寓話と繋がるものにも思えて、妙な心地がしますね。分かりやすいところで言えば、銀河鉄道999には「機械の体を手に入れる」なんてのがありますし、去年大団円を迎えた鋼の錬金術師に登場する、ホムンクルスのお父様の願い~完全な存在になりたいのだ~も近い感じがします。そして、これらの作品中では、「生きて行く上でそのことが大事なわけでは、決してない」って共通のテーゼが透けて見えるのが、なかなか。

 「オズの魔法使い」(オーズじゃなくてオズ!)の、ブリキのきこりの願いなんてのは、願いとしてはこれらと真逆なんですよ。願うのは「完全な体」じゃなくて、「心」です。そして、彼はオズにたどり着いて、インチキみたいな作り物のハートを手に入れるわけだけど、それが作り物であっても、彼は満たされたんだよね。

 アンクが最後にたどり着くのもそういう方向の、当初の願いとは違う形の満足だったりしてなぁ…なんてことを妄想しつつ。この先の物語を楽しみにして行きたく思います。



 あっさり逝ったガメルとメズールが、本当にこれで完全な終わりかどうか、半信半疑な部分も残しつつ。あ、新ライダーについて全く触れてないけど、ま、いいやね、次回で。「後藤くんじゃないのかよっ!」とは人並みに叫んでましたよ、私も。(^^;
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テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント
この記事へのコメント
scienceなら
19世紀中庸にはいまと似たような使われ方をしていたそうですよ。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kagaku/kondan21/document/doc03/doc36.htm

2011/01/08(土) 13:58:23 | URL | けいりん #-[ 編集]
ってそれはせいぜい150年くらい前か。なんか勘違いした。ダメじゃんw
2011/01/08(土) 14:01:09 | URL | けいりん #-[ 編集]
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