Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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射手座の日 改めて
 一か月近くのご無沙汰でした。m(_ _)m

 いやもう、新作部分が終わってその後も定例レビューのネタを何にも用意しなかったら、緊張の糸がぷっつりと切れたように、書けない書けない…。何としてもあと二話書かなきゃ、という思いだけが募るばかりで、そうこうするうちにも、めっきりとアクセスの減った当ブログに辛うじて寄せられるそれは、「ハルヒ記事リンク集」への、嘆願にも似たものであって、ますます気持ちは焦るばかりになって…。

 よわっちいただの人間なので、できることしか、できないんです。もう自分には、尽きてしまったような気がする「レビュー書き」の能力。でも、このままにはしておけない、とも思ってますので…できる範囲で、やらせていただきます。

 べっ!べつにっ!書きたくて書いてるだけなんだからねっ!←なんだよそれ
 
~~~


 さて。お詫びと言い訳はこのぐらいにしまして。

 ぶったまげましたねぇ、この順番で見てきて。なんてやんちゃなんだろう、と。

 超常現象を全く含まないわけではないけれど、…いや宇宙人に未来人に超能力者も出てくるんだからやっぱフィクションではあるんだけどさ、でもそれは「学園もの」という舞台において、でしょお?それがなんですか、あーた。

 のっけから3D CGバリバリのスペースオペラて。

 やんちゃにも程があるでしょお!いや楽しいけどさ!ここまでやんちゃなハナシはさすがに無かったんじゃないか?賀東さんに武本さんよぉ、一体あんたらどういうつもりでこんなもn

 ……さて。

 3年前。TV放映時に、私はここまでの感想を抱いてはいません。どちらかと言えば、楽しみまくるだけでしたねぇ。でも、今回は上記のように思ったんです。

 何故か?

 やはり、シャッフル効果なんだろうなと、自分では思っています。

 ミクルの冒険をしょっぱなにかました時点で、「何てやんちゃなんだこの人たちは!」と思わされちゃってるわけですわ。続くストーリーでも、全然時系列にならないストーリー構成やら、その中で「憂鬱VIに至るこもごもをちらりと示してくる仕掛けの数々」やらで、「もう、一体どこまでやんちゃなんだホントに!」と思わされちゃってるわけですわ。あ、そうそう、やんちゃ極まりない「予告」があったことも影響してますね。

 だから、「射手座の日」を第11話(一期当時)で見せられた時にも、「ちょwwwまたやりやがったwww」という感想だったんですわ。こっちはもう、次はどんなやんちゃをやらかすんだろうと、「涼宮ハルヒ、レディィィ、ゴーーー!」という予告(Gガンのパロね)の後に一体何が来るんだろうと、待ち構えていたんですから。

 でも、今回の時系列順での放映は、シリーズ構成としてはかなり堅実に見えました。「エンドレスエイト8周ループのどこが堅実だ」というご意見もありましょうが、これはやんちゃとは違うと思うんですよね。言葉はあまり適切ではないですが、ある意味、非常に「愚直」な作りだと思うんですよね、今回のシリーズ。正面突破にして、真剣勝負。君たちと勝負したいんだ、勝負勝負ぐわああああ!!!

 ………いやいや、それはいいんですが(汗)。

 面白いなと思うのは、「既に作られている映像を見て、今回のシリーズ構成の違いを感じた」というところですね。新作部分を見て感じるのではなく、旧作部分を見てそう感じるというのは、如何にシリーズ構成が視聴者に与える意味合いが大きいかという証左だと思うのですよ。

 並べ替えただけで、違うものが見えてくる。そう、見えて来ましたよ、3年前には私には見えなかったことが、色々と。


~~~


 今回のシリーズの第9話、「ミステリックサイン 改めて」のレビューで、私はこんなことを書いています。

3年前に、このミステリックサインが放映された時には、私はこれ、「長門、大活躍の巻」とは思っていたんです。


 そのまま、今回も私は同じことを書きたいと思います。

 3年前に、この射手座の日が放映された時には、私はこれ、「長門、大活躍の巻」とは思っていたんです。

 長門が「勝ちたい」という意志を見せる話であり。キョンの言う「インチキ無し」を律儀に守って、その上で類まれなプログラミング能力を駆使して、SOS団に勝利をもたらす話。

 …間違ってませんよ、ええ、間違ってませんとも。何度見ても、チャイコフスキーのシンフォニー第4番のクライマックスとともに盛り上がるあのシーンには、私ぁ涙を禁じ得ません。アバンの「ダフニスとクロエ」も、道中の「レニングラード」も、オーケストラBGMは全て「仮想現実のイメージシーン」の中でしか鳴り響かなかったのに、長門がキョンに「許可を」求めるところでは、作中の現実世界をバックにオケが次第に高らかに鳴り響いて行くんですもの。スペースオペラに似つかわしいようなものが、学園の中のショボい勝負で鳴るというミスマッチ感覚も手伝って、そりゃあワクワクしましたよ、止まらぬ疾走感に震えましたよ。


 でも。


 こうして時系列に並べられると、それだけではどうしても終われないんですね。


 3年前の視聴では、リアルタイムには気付けなかった、ラストの長門の表情に、どうしても意識を向けないわけにはいかないんです、私も。レビューを書いた後、他の方の感想を読むうちに、「ああ、そういう側面があるのか」と、知識として理解したことを、今回は実感を伴って思い知ることになりました。


 「ライブアライブ 改めて」のレビューでも、ステージの上で顔を伏せる長門のことが、ようやくわかったように。今回の「射手座の日」でも、お隣さんに遊びに言っていいぞと言われた長門が、やはり顔を伏せることに、ようやく得心がいった気がします。



 あんな言葉が欲しかったわけじゃないんだよね、長門は。



 キョンに誉めてほしかったか、長門が必要だと言ってほしかったか、そういう方向なんじゃないでしょうかね。でも、彼が言ったのは、「遊びに行っていい」と。裏返せば、「ここにいなくてもいい」と。キョンが長門に告げた言葉は、そういう意味を持ち得ることなんですよね。彼にその気が無くとも、です。

 くっそう…この場面に鳴るBGMの、何だか軽快でユカイな感じに、3年前はまんまと騙された感じがしますよ。ああ、そっか、これもまた先のオケBGMと同じに「ミスマッチ感覚」を呼ぶものであり、絶妙のフェイクとしても機能しているわけですね。


~~~


 今回のシリーズを「時系列にして旧作も含めて放映する」という構成にしたこと。そのことで、一期にはあった効果が一部無くなってしまったり、意味をなさなくなってしまったりした部分は少なからずあると思います。


 では、それは、無粋なことであり、無意味なことだったのか?


 私個人は、そうは思っていません。並べ替えたことで明らかに表面化する、一期では必ずしも強調されてはこなかった部分が見えてくるからです。

 その「見えてくる」ものの、最も大きなものの一つが、「長門有希の思い」なんではないでしょうか?

 一期では、そうしたことも一部に匂わせながらも、一番フォーカスしていたのは「涼宮ハルヒの変化」です。内心では好きだと思っている男の子への思いを、次第に表に出せるようになっていき、世界や他人へ閉鎖的な思いをぶつけることが少なくなっていく、そういう少女の物語です。だけど、今回のシリーズは違う。「長門有希の思い」です。内心では好きだと思っている男の子への思いを、外には出せない辛さに目覚めていき、そういう世界やそういう自分へのやりきれぬ思いを募らせていく、そういう少女の物語が前面に出るようになっているんではないでしょうか?

 憂鬱6話を一息に消化して。まだお気楽に過ごせる退屈と笹の葉を経過して。長門の陰なる活躍にキョンが気付く一方で彼女を部屋の付属物とさえ評するミステリックサイン、キョンとハルヒの関係に長門がすねて見せる孤島症候群、長門が一人だけ全てを覚えている1万5千回の繰り返し・600年間を描くエンドレスエイト、キョンが憂鬱を「長門ではなくハルヒにぶつける」溜息5話………。

 そりゃあ、ライブで長門も目を伏せるわ。なぁ?挙げ句に、「お前はいなくてもいいぞ」だもんなぁ…。




 「The Day Of Sagittarius III」。第三の、射手座の日。占星術で射手座と言えば、11月後半から12月に至る季節生まれの人が該当しますが…。このハルヒの世界でも、「射手座の日」の後、「サムデイ イン ザ レイン」ではそのような季節、冬に突入します。


 彼女が生まれて、ちょうど3回目の、射手座の日に。長門は、一体、何を思うのでしょう?
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:涼宮ハルヒの憂鬱 - ジャンル:アニメ・コミック

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