Old Dancer's BLOG
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「時の娘」、読了。
 …やー。面白かったっす。個人的に「傑作ぞろいだ!」とまでは思えませんでしたが…つまらないと思った作品は幸いに一つも無く、総じて一定レベル以上だったのがとても嬉しいですね。文庫で920円!というのはちょっと高いんですけれど、収録された作品の質、現状ここでしか読めないもの、ということを考え合わせれば、全く惜しくないと思います。

 ただ、少なくとも一つだけは、自分にとっての誤算がありました。「ロマンティック時間SF」という縛り自体が、自分にとってはネタバレになってしまうんですね。このために、実に半数以上の作品で、「冒頭でオチが読めてしまう」という困ったことになりました。それでも面白く読めましたけどね。知らない方がもっと楽しめたかも、と思えたのは事実。

 個人的に評価が高いのは、従って「最後までオチを気取らせなかった作品」が多いです。しょっぱな、ウィリアム・M・リーの「チャリティのことづて」は、最後の一瞬に「ほわっ…」とさせてくれる良作でしたし、最後を飾ったR・M・グリーン・ジュニアの「インキーに詫びる」は、幻覚なのか現実なのかも判然としないあの場所で、次々に欠けたピース達が繋がっていく快感がたまりません。それに…昨晩も書いたけど、ロバート・F・ヤングの「時が新しかったころ」はもう、何度読み返しても面白いです。短編なのに伏線がいっぱい張られていて、終盤で畳みかけるように全部それが繋がっていくのが見事すぎます。読み返した際に、一回目とは違うところで震えが来たり、同じところでも更に深い感慨を持って読める作品、大好きです。もう手放しでオススメ。傑作認定。

 時の娘 ロマンティック時間SF傑作選
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