Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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ボーカロイド、つーか、作り手への憧れとか
 はた、と気付いたんですが。初音ミクが一大ブームを巻き起こしてからこっち、ニコニコ動画を中心に今も続いている、各種版権曲のカバーやらオリジナル曲やらの投稿・マッシュアップ等々は…まるっきり、ニフティサーヴのRayフォーラムの状況の再現みたいに見えるなぁと。JASRACとの取り決めやら契約やらで「合法的に誰でも版権曲がアップできる(ただし、自分で演奏等したもののみ)」なんて部分まで含めて、そっくり同じに。まあ、曲作りの上でできることや、コミュニティとしての展開スピード、相互に飛び交う情報の同時性・即時性などは、当時に比べると随分高度化しているわけですが…でも、その奥に秘めている楽しさ~見ているだけでもあっという間に時間が経つとか、コメントを付ける喜び、投稿して反応がもらえる嬉しさ、出し手にとっても受け手にとっても自分が間違いなくそこに参加していると感じられるバーチャルな臨場感等々~は、相当に共通するものがあるように感じられるわけですよ。つーか、オレもやってみてえもん。ミクが1万円を超えるようなソフトでなけりゃ、間違いなく手を出してますもん。ちまちまと、心ゆくまで音を磨きに磨いて、理想のボーカルを突き詰めてみたいですもん。…ああ、でも金だけじゃなくて、オレにはそんな時間もないんだったわ。orz

 Rayのすごかったところは、「とにかく参加してみたい」と思わせる、その魅力にあったんですが…Windowsに拡張しようという目論見だった後身ソフトFillyがRayほどには盛り上がらなかったところから見ても、その「魅力」というのは多分に偶発的な側面があるのですよね。ぶっちゃけ、「人が集まれば集まるほど魅力が増す」ような部分があって、それはソフトの制作者やコミュニティの主催者たちだけでは、如何ともし難いものが含まれるわけです。そうですね、どんな相場であっても誰の思い通りにもならないのとよく似ているかも知れません。
 
 結局のところ、「一部の思惑だけで起こせるブーム」なんて、たかが知れてるんですよね。むしろ、各種ブームの立役者みたいに言われている人から「まさかそんなところから大波が来るなんて!」と言われるようなものこそが、モノホンのムーヴメントなんだろうなと思うんですよ。

 ハルヒ放映前には、ほとんどのアニメ雑誌がろくすっぽ特集を組んでいなかったこととか。

 今から三年以上も前には、誰一人として今日日の「当たり前に動画共有サイトのある日常」を想像できなかったこととか。

 そういう、ある種の雪崩みたいな現象は、もう止めようったって止められるものではないし、制御しようったって到底無理なんですよね。そして、その「柳の下のドジョウ」は、狙っても成功するとは限らなくて。…あれ、なんか、当初書こうとしたことから思いっきり話題が逸れてるな。(^^;;



 Ray、というのはね、国民機とまで言われたPC98の、今となってはかなりショボめなデフォルトFM音源で、当時としては相当のDTM体験ができるフリーソフトだったんですが…ああ、こちらのページにちょっとまとまってますね。

 人の輪と情熱のRay(オンラインソフト@メモリーズさん)

 FGALRAYと名付けられたフォーラムにあるのは、テキストベースの会議室と、小さなバイナリをアップロードできるアーカイブ。そこに、当時14.4kでもすごいと言われたアナログモデムで電話接続して、少しでも課金を減らすために自動巡回ソフトを使ったりテレホーダイサービスを利用したり、それで一日数十分から数時間のオンラインだけで、わずかばかりのデータをPCに取り込んで。…今から思うと、とてつもなく不便な環境でしたよねぇ。でも、それでも十分に楽しかったし、素敵な作品に巡り逢う時の喜びと言ったら、不便なだけにひとしおだったかも知れません。ホントに、どうして俺が使ってる98と同じものでここまでの音が作れるんだ?!って思うようなものが、ゴロゴロしてましたからねぇ。

 そこには、ソフトやハードの性能だけでは語れない、人と人との繋がりが確かにありました。Ray本体の機能を強化・バックアップ・サポートする各種ツールが、たくさんの人から次々と生み出されていくのもそうですが、先達のデータ自体から音作りのノウハウを直接学んだり、上がったデータに多くの人がコメントを付けていく、なんていうのも、すごい体験だったように思うんですよね。「匿名性」はあったけど「名無しさん」ではなくて、ハンドルである程度識別可能な間違いない個としての「人」から、反応がもらえるわけですよ。それも、良いものを作れば作っただけ、何人もの人から。あの、次々に連鎖していく感覚は、リアルではなかなか得ることの難しい醍醐味だったように思います。

 その魅力溢れる場に、身を投じたいって欲求なんですよね。今僕が感じている、自分もミク買ってみようかな、という気持ちの根っこは。ああ、でも、このブログを通じて多くの人と繋がっている喜びは得られているのだし、今はそれでいいのかも。そうだ、作り手だけでなく、受け手も「参加」することが可能なんだよね。よしっ、何か割り切れた!気持ちよく寝られそうだ!

 懐かしきRayの作者さんであるともゆきさんと、当時そこに集った数え切れないほどの人たちと、今またニコ動などに集う「古くて新しい友人たち」と、このブログの日々のたくさんのお客様とに、改めて感謝しつつ…ありがとう、そして、明日もまた良い夢を、お互いに。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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コメント
この記事へのコメント
みっくー(鳴き声)
ミク本体には手を出していませんが、一昨年ミクデビューよりこっち、関連CDが20枚ほど、車で聞くためにカーオーディオに10万ほどつっこみ、USBメモリに放り込んだるボカロ曲が800曲に迫らんとしている自分が通りますよ、と。

自分はX68kだったためにPC98方面のかつての動きには殆ど知識がないんですが、68界隈でも内蔵音源を使った似たような状況はありました。もっぱら草の根BBSをまわる日々でしたが、楽しかったなあ。
2009/02/03(火) 23:17:05 | URL | みみずの神様 #V38V6CCw[ 編集]
泣き声ダタノカーw
>みみずの神様さん

>関連CDが20枚ほど

そ、それはスゴイっすね。まー今や、インディーズだけでなく一般レーベルでもミクが出てくるご時世ですから、世間的にもフツーのことになりかかってる気がします。つーても、「アニソンCDが陳列される情景が普通になっても、パンピー的にはそれほど高い認知はない」のと、あまり変わらん状態なんでしょうけれど。

X68kとは、これまたシブい。いいなぁ、当時の家庭用機としては、「時代が変わった」級のインパクトがありましたよねぇ、アレ。当時赤貧学生にすぎなかった私は、医学部の同期のマンションで実機を見せてもらい(マンションに住むわX68kはゲットするわ、とんでもねーブルジョワジーだぜw)、特典で付いてきたという移植度バツグンのGRADIUSを見てすんごい悶えた記憶が鮮明に残っております。こんなの欲しい!プログラムとか一切できないけど!ゲーム機としてだけでいいから欲しい!みたいな。いや、みたいなじゃねーよ(笑)。

それから5年以上もしてから、ようやく98を手にした私ですが…あのテキストベースド・コミュニケーションの日々が、今の私の下地になってることは疑うべくもありません。感謝と共に振り返ることしきりでございます。
2009/02/05(木) 23:03:09 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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