Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
   来訪者数: since 2004/12/2...    
気持ち悪い…(或いは、表層と深層)
 あるものを見て、「気持ち悪い…」と感じた。

 理由は、なかった。いや、はっきりと理由を認知できなかった。大抵の場合、自分の中に生じた感情に対して、僕は「合理的説明」を試みる。経験に基づく推論、それをくぐり抜けてある程度の結論を得、それを以ていったん納得するのが常だ。その僕が、今「気持ち悪い…」と感じた理由を、認知できなかったのだ…。

 拒絶、である。自分は、その理由を探すことを、拒絶していた。確かな「気持ち悪さ」があるのに、その理由を見つけるいつものルーチンに対して「No」を唱えたのだ。その理由はわかった。僕が「気持ち悪い」と思ったそれが、喜びに満ちたものを歌い上げていたからだ。素晴らしいものを素晴らしいと言い切っていたからだ。あくまで表面的には、だが。世間的に「素晴らしい」とされるものに対して欺瞞を覚え、異を唱えることは、しんどいことである。辛いことである。ましてや、その欺瞞の疑いを、己が家族に突き付けなければならないとなると、それは躊躇されることのように思えたのだ。

 だが。
 

 僕が「気持ち悪い」と感じたその理由を、今日、たまたま見つけてしまった。自分が感じた「気持ち悪い」という感性は、他の人も感じうる類のものだったのだ。まごうことなき、欺瞞。表面的な素晴らしさの裏にある、汚れたもの。ああ、それか!と一発で腑に落ちた。なるほど、いい加減だと思っていた自分の嗅覚も、まだまだ捨てたものではないらしい。

 これからどうしたものか。辛いことだが、「No!」を言わずばなるまい。欺瞞のただ中に家族を置いておく訳にもいかないだろうから。欺瞞が裏に潜むものに対して、「気持ち悪い…」と感じ取れるように教えてやるのも、保護者の務めだろうから。

 どんなものでもまずは疑ってかかるべし、と教えねばならないこの現実の何と悲しいことか。だが、それをしなければ我が子らは搾取される側に回るやも知れぬ。信じることは素晴らしい、それは僕でもそう思うが…信じるべきでないことを信じるのは、素晴らしくも美しくもない、ただの愚行である。世には欺瞞が溢れている。一見気持ちよく見える救いに満ちている。だが、それらは真の極楽ではない。見せかけの、美しく見えるだけの、ただの地獄に過ぎない。それらの地獄をくぐり抜けて、稀に出会える「真に信じるに足るもの」こそが、本当に素晴らしいものなのだ。

 人の無条件な善意を食い物にする輩は大嫌いだ。希望というものは絶望をくぐり抜けた先にしかないのだから。思考を止めるな、諦めるな。キミが感じる、この痛みの先にこそ、未来がある…。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
■関連記事~
 出発のアサ (2016/04/28)
 病院へ行こう! (2007/01/02)
 不毛な日々を (2009/06/28)
 おねまー。 (2015/12/09)
 ホネホネロック (2015/09/05)
 踊り場。 (2015/03/10)
 1日乗り切れれば4連休 (2013/05/02)
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
※コメントについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
※トラックバックについてのポリシーはこちらです。初めての方はご一読下さい。
http://terry.blog1.fc2.com/tb.php/2085-17631614
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック