Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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CLANNAD 第16回「3 on 3」
 原作には無かった数々のキャラ同士のやり取り、モチーフごとの異なる組み合わせ、別なシーンBGM、短縮されたセリフ回し…。

 …なのに。

 こんなにもワクワクするのは何故だろう、胸に落ちるのは何故だろう。知っているはずなのに揺さぶられる感覚、知らないはずなのに訪れる既視感…。

 渚の声だけが一際大きく聞こえた瞬間、両者がつながった。

 ああ…そうか。

 動きを与えられる代わりに、自由にならなくなる時間とストーリー。

 そんな制限があっても、辿り着くことができる。

 表現方法は違っても、同じ高みに。
 


 だはあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!



 あの!その!この!今、あの、いや、その、こんっ、あふっ、すご、はぬ、ふれろわ、あごっ…。



 ぬふわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!



~~~

 「岡崎さん、シュートですっ」

 震える視界、滝漏れる涙。…何という。いや、何という…。いやいや、これは、何と…。

 何だ、これは。一体。

 困惑と混乱の中で、でも私はただ感動に身を委ねるしかありませんでしたよ。全然違うのに。こんなに別ものなのに。理由もわからず、だばだばと…。

 CLANNADだから?

 京アニだから?

 そんな理由で涙が流せるほど私ぁ、一途じゃなければウブでもないです。別な理由があるんだ、どこかに、きっと…。


~~~


 原作でも、この「3 on 3」のエピソードにはさんざやられた記憶があります。もし、CLANNADの中でベストなエピソードをいくつか挙げよと言われたら、この「3 on 3」のエピソードも間違いなくその中に入れようと考えるでしょう。

 不器用で不格好な、自分の道を歩んでこれなかった朋也たちが、普通に自分の道を歩んできたバスケ部員たちと、曲がりなりにも肩を並べる一瞬。静寂の中で、逆転のラストシュートが決まった刹那、朋也が「同じ高み」に達したことを理解する瞬間、満を持して流れ出すピアノのメロディ、奏でられる名曲「同じ高みへ」。何という職人芸、何というセンスの発露。こりゃたまらん、完全降伏だ…そう思いながら、プレイ当時はただただ涙に暮れていたのです。

 ところが。

 今回のアニメにおいて、「3 on 3」というサブタイトルまで冠したこのエピソードは、原作とは異なる箇所がいっぱいあるんです。例えば、原作では放課後にみんなで練習をしますが、アニメ版にはそういうシーンはありません(一応、朋也がシュートを打ってみる描写はありますが)。逆に、原作にはない恋愛模様に関する描写が、アニメ版では数多く絡んできます。春原の妹・芽衣が、自分自身のエピソードをほとんど消化しないままに帰ってしまうのも、かなりオリジナル色が強いですし…。そして何よりたまげたのは、メインとなる3 on 3の場面の、一連の展開です。バスケ部のキャプテンと朋也の間に意味深な会話があったり、先攻する朋也チームがちゃんと速攻してたり(原作では最初はろくに動かずに杏のロングで一本決める)、ラストの朋也の一本が入る過程がまるで異なっていて、原作とはまったく異なる朋也のモノローグが大きな役割を持っていたり…。

 これらの変更点は、普通なら原作ファンには妨げとなる部分のはずです。ですが、少なくとも私にとってこれらは実に自然で、のみならず「原作とはまるで違う形の感動」までもたらしてくれました。


【過程なのか結果なのか】
 「過程」「結果」を分けるのは、そう判断する人の目です。同じ事柄でも、ある人には過程であったり、別な人には結果だったりすることが普通にあります。

 原作における「3 on 3」は、恐らくは一つの「結果」なのだろう、ということを強く意識させるつくりになっています。その部分の分岐は、チームのメンバーとして杏以外に数々のバリエーションが用意されているばかりでなく、勝ちパターン、負けパターンがいくつも用意されていて…単純に最後が決まらず「一歩及ばなかった」という負け方の他にも、得点差はどうしようもなく開いたけれどチームに参加した運動音痴な渚が最後に一本だけシュートを決めて周りを驚かせる、なんていう負け方まであるのです。これは、そこまでの選択肢が積み重なった「結果」が彼らの3 on 3に反映されているわけですね。だから、結果を出すために事前の練習もあるわけですね。

 これに対して、アニメ版の「3 on 3」は、一つの「過程」であることを思わせる部分が多いです。練習を積み重ねることもなく、割とすぐに試合に臨む辺りがそうですし、何より「朋也が既に『ある高み』に達している」と思しき描写もそれを示している気がします。積み重ねの結果として3 on 3で朋也たちが「高み」に達したことを描こうとした原作と違い、アニメ版では朋也はある種の「高み」にはいて、しかしそのことをほとんど自覚していない人物として描かれているように思えるのですよ。

 この辺、少し詳しく書いてみましょう。

~~~

「相手がお前なら、不足なしだ」


 今回の3 on 3を始めるに先立っての、バスケ部キャプテンの言葉です。朋也と彼が以前からの顔見知りである、という含みもここにはありますが…それ以前に、このセリフはとても大きなことを示唆しているように思えるんですよね。つまり、「このキャプテンは最初から朋也という人物に一目置いている」ということなんです。当然、原作にこのセリフはありません。と言いますか、バスケ部キャプテンとの会話自体がありません。

 同様に、同じ意味合いを持つ試合後のこの言葉も、アニメの完全オリジナルになっています。

「いい目してたぜ。
 お前まだできんじゃないか?」


 朋也は右腕が上がらないことを示しつつ「無茶言うなよ」と苦笑しながら返すわけですが…キャプテンだって、そのことはわかっているはずです。バスケ部のレギュラーとしてやっていけるものを朋也が未だに持っている、とは思っていないでしょう。じゃあ皮肉?いや、そういう表情じゃないんですよね、キャプテンも朋也も。つまり、この言葉は「やるじゃないか。お前、やっぱり大したやつだな」という意味なんだと思います。

 だから、一本目の得点を朋也たちに先行されても、キャプテンは全く動揺していないんですよ。また、「一年ども!相手を素人と思うな!全力でプレーしろ!」という叱咤も飛ばしていますが、これだって朋也のことをなめてかかっていないからこそ。唯一、一年坊主が相手かよ、と毒づく春原に対して「当たり前だ。レギュラー相手じゃ試合にならないだろ」と言ったセリフが気にかかりますが…もしその他の部分が全部、朋也を認めての発言なのだと考えると、この部分のセリフが、そして一年をぶつけてきた意味合いが、全てくるっと反転するんです。

「キャプテンは、朋也たちの強さをある程度認めた上で
 あえて最初は一年生と勝負させたのではないか?」

 と。もっと言えば、

「キャプテンは、実は朋也たちと、
 『いい勝負』をしたかったのではないか?」

 とさえ思えるのです。そう思って、レギュラーともメンバー交代直後の、キャプテンと朋也の睨みあいを見ると…実に味わい深いんですよ。無言の男たちが交わす、熱い何か。それを「友情」とまで言うのは過ぎたことかもしれませんが、少なくともキャプテンが朋也を「いっぱしのヤツ」と認めていることはビンビンに伝わってくるのです。

 朋也自身は、そのように思ってはいません。

 自分はハンパもので。みじめで。普通の奴らが歩いている道を外れた、不格好な人間で。そのように思っているはずです。だけど、彼自身がどう思おうと、彼という人間を、ちゃんと認めている人間がいる…。そういう描写なんですよ、これは。

 今回のバスケシーンを彩った、リミックスアルバム「-memento-」に収録された、アレンジ版の「同じ高みへ」。やりようによっては、試合に勝つ前からこの曲を流す行為は「わかってない無粋なやり方」になってしまったでしょう。でも、上記のように読み解いてみると、今回のエピソードで描かれようとしたものとBGMとは、憎らしいほどにピッタリはまるのです。原作とは違い、試合を始める前から朋也たちは「同じ高み」にいるのですから。

~~~

 もちろん、そのように「示唆するもの」と離れても、今回のBGMの起用はいつもながら実にぴったりとはまっていました。曲調が変化するその時、完全にシンクロしつつ変化する、試合の状況。何という職人芸。何というセンスの発露。知らず引き込まれ、どんどんシーンに合わせて高揚していく自分を止めることができません。スピード感に溢れながら、ガチンコ勝負で一年生を圧倒する朋也たち、しかし交代後はそれを上回る速さでどんどん追い上げられる朋也たち…。「キャプテンが朋也たちのことを認めている」という流れに沿って、試合展開そのものも「真っ向からのスピード勝負」にチューニングし、こうした描写に仕上げてきたスタッフが小憎らしい!

 だから、原作ではラストシュートの瞬間に「完全にフリーな位置」にいた朋也は、アニメ版では「キャプテンのディフェンス」にさらされるのです。朋也という人間を認めればこそ、「一年生」というハンデで均衡は取っても、肝心なところでは全力でぶつかろうとするキャプテン。ところが…朋也はこの一瞬、諦めかけるんですよね。熱く彼を認める男が目の前にいるのに…。事前に彼が打っていたシュートの練習が、やはり無様に届かぬままだったことが、彼の諦めを後押ししてしまいます…。ああ、やっぱり自分のようなハンパものには無理なんだ、と。真っ当な奴らに敵うわけがない、と。音~BGMを失い、モノクロに染まる世界、無限にも感じられる長い長い瞬間…。



 「岡崎さん、シュートですっ」




 (;ω;)ぶわっ




 世界の中でただ一人だけ、フルカラーで朋也に認識される渚!それに伴って色彩を取り戻す朋也自身、彼が思い出す「自分の辿り着きたい場所」のこと!視聴者もCLANNADが「渚と二人で目指す場所に辿り着こうとする物語」であることを、そして今回のエピソードがその中の一つの「過程」であることを凄絶な描写と共に再認識させられ、その刹那決まる最後の一本、間髪入れず流れる原曲の「同じ高みへ」!

 何という全体を見据えての再構成。何というさりげないオリジナルモチーフへの読み替え。そして、何というこの高み。原作とは異なる道筋で、異なるピークを描いてきながら、「破壊力」「到達点」という意味では全く劣後しないこの出来栄え!こりゃたまらん、完全降伏です…。



 今回の「3 on 3」で朋也が悟ったのは、「不格好な自分たちでも、普通の人と同じ高みに達することができる」という原作のモチーフではありませんでした。「みじめでいい加減に思える自分だけど、そんな自分にも辿り着きたい場所がある」という、このシリーズを通して貫くであろうアニメ版での目標の認識です。第一話で渚と出合った時に色づいた世界が、虚しくまた色あせそうになった時、他ならぬ渚の一声で我に返る朋也とか、ズルいです、ズルすぎます。後々に来るであろう色々のことを考えても、もうズルグッジョブとしか言いようがない!!

 兄妹のあのエピソードが削られてしまったと思しき芽衣のことは、ちょっと残念ではあります。ただ、彼女がここに絡んできたことは、「実はちゃんと認められている春原」という部分で、上記の朋也のモチーフをしっかり補完しているんですね。また、杏や椋、智代を巻き込んでの恋愛模様も、彼女ら自身にとっての「過程」という理解の元に見ていくと、案外違和感がありません。「3 on 3」の「3」を「三角関係」になぞらえて理解しようとするのはさすがに無理筋でしょうが、つーか、「三角関係」どころじゃねぇ!!

 他にも、ズルグッジョブすぎる杏のブルマ姿とか、智代から「あなたは岡崎のことが好きなのか?」と聞かれての「な!」という真っ赤な表情とか、ビジュアル的にもっともっと悶えた個所はいっぱいあるのですが…記事の構成上も時間的にも気力的にももう後がありません。今回はこの辺で。


 …あ。


 ああ!そうか!名雪さんがアニメ版の祐一を「そういうのじゃないんだよ…」と言っていたように、アニメ版の朋也も単に「いい人」に変わっていたわけではないんですね!彼は自分のことを「ダメなやつ」と思ってますが、周りは案外そう思っていない、というチューニングが当初から貫かれているのだとすれば!てゆーか、記事への名雪さんの入れ方が無理矢理すぎ!
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:CLANNAD - ジャンル:アニメ・コミック

コメント
この記事へのコメント
 今回の構成もホントにお見事でした。あと、夏服の智代には軽くトラウマが・・・。最後までソーセージを抜かない春原も大好きです!!
2008/02/15(金) 22:48:27 | URL | u-suke #-[ 編集]
バスケ部のキャプテンと朋也くん
こんばんわ
この回の記事は萌え欲望に大きく振れた記事をアップしている私ですが…

>「キャプテンは、実は朋也たちと、
 『いい勝負』をしたかったのではないか?」

この意見は確かどなたか他の方のブログでも拝見しています。私は、そこまでは把握していないで、試合をしてみて朋也くんの実力が少しも劣っていないことを、はじめて認識したと捕らえていたのですが、どうやら、試合開始前の台詞からするに、最初っから朋也くんの力を評価して板と考えたほうが適切みたいです。

となると、この話を持ちかけたのが春原であったとしてもバスケ部のキャプテンがそれを受けたのは、朋也くんが混じっていたからなのかも知れません。
意外と、故障で腐っている朋也くんに自分の力を思い出させるためにいい勝負になるよう、試合をコントロールした、と見てもいいのかも知れませんね。
2008/02/18(月) 00:35:49 | URL | きつねのるーと #9xsPF1TE[ 編集]
杏さんが猛烈に怒っていた原因
続けてコメントです。

そうなると、試合前に杏さんが猛烈に怒っていた暴言を吐いたのは誰だったのでしょうか?恐らく、バスケ部のキャプテンではないと思われます。
すると…このキャプテンの内心を知らない三年の部員が言ったのかも知れませんね。あるいはこのキャプテンも杏に対してちょっと恨みがあったとか…?そっちよりも、そうやって杏のやる気を焚き付けて怒りで実力以上の力が出るように仕向けただけ…と考えるほうが自然かも知れませんね。
だとするとこのキャプテンは中々の統率力と洞察力を持っているいい奴ですよね。

ちなみにこういう気の回し方が出来る、または出来たのは名雪さんだったでは無いでしょうか?
もし彼女の部活仲間で、朋也訓と似たような境遇に陥ってしまった人がいたとしたら、同じような手段をとったんじゃないでしょうか?
ええ、名雪さんは曾遊紀張りが出来る素敵で優しい女の子ですからね。しかも陸上部の部長さんなんですもん。
2008/02/18(月) 00:53:17 | URL | きつねのるーと #9xsPF1TE[ 編集]
いい目のナユキスト(ぇー
>u-sukeさん

毎度ありがとうございます&レスが遅くて申し訳ありません。

>夏服の智代には軽くトラウマが・・・。

あーあー、アフターですねぇ。結局、まだ全然プレイできてない私ですが…。いつかプレイできるんでしょうか?(聞くな)


>きつねのるーとさん

>この意見は確かどなたか他の方のブログでも拝見しています。

ほほー。私、今回は3週遅れ組でスタートしたことが響いてしまい、以前の作品ほど他のブログさんを巡回できていないので…ちょっと目にしてませんでしたね。機会と時間が許せばその方の記事も読ませていただきたいですね。

>朋也くんが混じっていたからなのかも知れません。

ん。私はそのように受け止めておりますよん。

>杏さんが猛烈に怒っていた原因

こっちは、「キャプテンは全然噛んでいない」に一票。ま、京アニが「これはこういう意味で」って言わない限り、正解はないでしょうから、それぞれの解釈で。

>名雪さん

>陸上部の部長さんなんですもん。

そういやそうでした!(問題発言)
2008/02/18(月) 20:23:43 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
ぼくも混ぜてー
BS-iからも追い抜かれ、しかもまだ書き終わっていません…の、たこーすけです。こんばんは。

さて、ぼくも、きつねのるーとさんの

>杏さんが猛烈に怒っていた原因

に乗っからせて下さい。
ぼくも、「キャプテンは噛んでいない」という見方をしています。
というか、あの3年生レギュラー3人は噛んでいないと思っています。
その理由は、もしあの3人の中に暴言を吐いた張本人がいたのならば、メンバーチェンジで彼らが入ってくる際に、杏の表情に変化(怒りへの)があったはずと思えるからです。
(本筋ではなくとも、バックグラウンドでの)細かな表情の変化、京アニならばいかにも描きそうではないですか?
それがなかったことにより、ぼくは上記のような見方をしている感じです。

ああ…ていうか、自分のとこ何とかしないと…
今日明日中には終わると思うんだけどなー。

あ。あと、てりぃさんはじめ原作組の方には「土偶」考察を是非して頂きたいなーなんて。
といっても、ネタばれが不可避なものであるならば、ぼくは拝見できないわけですが(笑)
それではー!
2008/02/20(水) 01:32:37 | URL | たこーすけ #luvxoLW6[ 編集]
「CCCCLANNAD~」
(らき☆すた、白石みのるの「俺の忘れ物」より)
やっぱり、てりぃさんはそういうのじゃないナユキストですね。

前に「京アニは原作に忠実云々」の記事がありましたけど、
今回は大いに違ったようで。
どっちにしてもいつもGJな仕事ぶりですけど。

OPの杏が胸を揺(自粛)
OPの杏がバスケをしているような絵は今回のものだったわけですか。
個人的には演劇部の部長(というか唯一の<正式>部員)である
渚は出るべきな気もしますけど。

バスケのシーンは京アニにしてはおとなしめな感じがしました。
戦闘などのシーンでは異常なすごさを見せ付ける京アニにしては
ですが(普通のシーンでもすごいんですけど)。

今回のことは春原が勝手に進めた話だし、
合唱部との顧問についてもどうなるかわかりませんが、
結果として、この試合に関わった多くの人間が
「よかった」ように感じました。
なんとなくというか、雰囲気というか
2008/02/21(木) 02:36:47 | URL | つちむ #-[ 編集]
どぐぅ、ヒドイよぉ。
もう一週間も放置しているわけで…ホントに申し訳ありません。

>たこーすけさん

>メンバーチェンジで彼らが入ってくる際に、
>杏の表情に変化(怒りへの)があったはずと思えるからです。
(中略)
>京アニならばいかにも描きそうではないですか?

私が「印象」のみで語っていたことに、ピシッと筋の通った説明をいただけて、感謝でございますよ!つーか、なんでそれに思いが及ばないかな、オレは!

>原作組の方には「土偶」考察を是非して頂きたいなーなんて。

うはははは。ネタバレは特にない(と思う)んですけどね。土偶はホントにギャグのみのネタじゃないかと思っていたので、余裕のない中では考察対象から除かざるを得なくて。たこーすけさんのとこの記事ほど、立派なものは書けないと思うんですよ。

とは言え、せっかくのお申し出なので、少々展開してみましょうか。別途の記事にするほどは分量を稼げませんので、このコメント欄にて。いやいや、ここまで読まれたお客さんは運がいい(笑)。

~~~

原作においてもアニメと同じく、朋也が悪ふざけで芽衣に土偶を所望するシーンはあります。ですが、原作では土偶など買ってこない芽衣が、アニメでは実際に土偶を買ってきてしまいます。

この「土偶そのもの」に意味があるのではないか、という立場の考察もあり得ますが、ここでは「土偶そのもの」ではなく、芽衣の行動の違いに着目してみたいと。原作では、土偶を買ってこない。それは、「そんなバカなものを本気で欲しがるとは思っていない」からです。しかし、アニメ版では買ってきた。「お兄ちゃんなら欲しがっても不思議ではないと思っている」からです。

そう、原作での芽衣とアニメでの芽衣とでは、兄・陽平に対する「圧倒的な信頼感の違い」があるのですよ。原作では兄のことを、よく言えば「心配」しているわけですが、これは悪く言えば「危なっかしい」と感じているわけですね。その一方で、格好悪い兄の姿を見たいのかと言えば、そんな姿は絶対に見たくない。世間一般の目として卑下する気持ちと、本当は素敵なはずなのにという思いとの相克。これは兄に対する、一種のコンプレックスなのでしょう。だから、「格好悪い兄の姿」の象徴と言えるような「珍妙な形の人形=土偶」には、彼女は向き合えないのです。

しかし、アニメでは兄のことについて、芽衣は極端な感情を良くも悪くも持っていません。コンプレックスのようなものとは、完全に無縁なのです。だから、そのコンプレックスを中心に描くような芽衣シナリオは、アニメ版では割愛されています。そして、不格好な兄の象徴と言える土偶のことも、芽衣はきちんと受け入れていますし、こうしてきちんと向き合って、買って来ちゃうことさえ出来ます。

「でも、格好良かったよ!」

何のことはない、アニメ版の芽衣にとっては、最初から陽平は「肯定された存在」なんですね。それが他の人からはどんなに珍妙に見えても、恥ずかしく思うこともなく、そのままを兄として受け入れている。そうです、記事本文中でも書いた通り、「実はちゃんと認められている春原」が、「疑問もなく土偶を買ってくる芽衣」という部分から、既に描写され始めている、というわけです。

~~~~

…いかがでしたでしょうか?んー、これ、余裕があれば当日に書けたのかな?


>つちむさん

>「CCCCLANNAD~」

wwwムリありすぎっすよ(笑)。

>前に「京アニは原作に忠実云々」の記事がありましたけど、
>今回は大いに違ったようで。

Kanonでも、終盤に行くに従ってどんどんオリジナル展開が増えてましたしね。相変わらずの咀嚼力で、いったんかみ砕いた上に「原作の空気を別な形で表したもの」として再構築している感じがスゴイです。

>渚は出るべきな気もしますけど。

渚が出ると、ゲームでは負けてしまいます。(><)

>バスケのシーンは京アニにしてはおとなしめな感じがしました。

そう仰ってる方は、他にもお見かけしましたね。私は、そういう視点で見ていないせいなのか、全く気付かずにいつもどおり、ただただスゲェなぁと思って見ていただけでした。
2008/02/28(木) 00:09:53 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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