Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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劇場版CLANNAD~家に着いて振り返って
 本日は「私にはあまり合っていないように思える方向性の作品でも、事前の覚悟次第ではこんなに楽しめる」という貴重な経験をして帰ってきたわけですが、それは作品本来の楽しみ方とは違うだろう、と言われると全くその通りでして。「何の事前情報も持たずに、まっさらな状態で見たこの映画が一般的な人の目にはどう映るのか」という視点が必要なんでしょうけれど…自分はいい・悪いというどちらの意味でも、客観的な目は持てないんですよね。

 私個人の主観であることは仕方が無いとして。正直な話、「予想外に楽しんだ」という感想と、「すげぇ!傑作だ!」という評価の間には、果てしない「越えられない壁」が広がっているわけでして…おかしなところは、まあ、ちらほらという以上に目に留まってしまったのが本当のところです。

 先の直後記事には、いい方向の話を主体に書きましたので、以下には「原作とは違う」という指摘以外の、「あれれ?ちょっとヘンじゃない?」という残念な部分をメインに、覚えている範囲のことを抜書きしてみましょう。当然、ネタバレ全開ですので、自力でご覧になる予定の方はそのおつもりでお願いしますね。
 

~~~


 まずは人物面の描写不足から。代表例として「智代・杏の二人って、結局どういう友人だったのだろうな」ってところから行きますか。

 智代はいきなり生徒会会長への立候補演説をしているシーンからの登場になり、杏もその横で応援演説をしているのが初登場になります。この時点で、朋也とも渚ともどういう関係にあるのかは、全く語られません。次に登場するのが確か、渚の書いた演劇部員募集のポスターに「無効」と赤書きされているのが発見された、その現場です。それはクラブの募集期間が過ぎているために恐らく生徒会のメンバーがやったことであり、そういう人情味の無い手段で有無を言わせないのが「現生徒会のやり方、ということだろう」みたいなことを智代は言うのですが…ここで、何となく「今の生徒会への対抗心」とか「立候補の動機につながりそうな部分」は匂わされはするものの、明快には語られることなく終わってしまいます。杏に至ってはまるで空気です。


 …時は流れて(ぇー


 多分三度目に智代が画面に登場するのはそれから8年後のシーンで渚の死後。悲嘆に暮れ、仕事にも行けない朋也のところに、古河パンの土産を持って現れ、甲斐甲斐しく調理なんかするわけですが…ここで見ている方はかなり大混乱。朋也・渚と智代ってそんなに親しい間柄だったのか?高校生活では上記のような描かれ方しかないもので、どうにも予想外です。その後も、だんご大家族さながらの豊かな交流関係を形作るメンバーの一人として、智代は杏とともに朋也を支えるんですが、何故そういう展開になったのか、視聴者としては限りなく想像力を膨らませて、行間を自力で補完しまくる以外にありません。だって、こういう話になるなら、生徒会選挙とかいらなくね?つーか、杏なんて、智代以上に存在感無いですよ。基本的に智代とセットでしか現れませんし、杏のやったことは智代がやったって何にも問題の無いことばかりです。「智代その他一名」でこと足りる存在に過ぎません。ええ、どう見ても完全に空気です。本当にありがとうございました。←実は杏ファンだったりする。

 この辺は想像を逞しくしてみますに、「原作にあるモチーフの一部引用を試みようとして、結果的に中途半端なままになってしまった部分」なんだろうなと推測できます。でも、どうせその後に絡まない生徒会設定ならそっちを全部捨ててでも、朋也・渚の共通の友人、という描写を前半でしっかり描いておいた方が良かったんじゃないか、と思うんですね。「原作と違うからダメ」なのではなく、「(中途半端に原作の設定を入れようとしたために)単体で見たときに辻褄が合わず、きれいに流れない部分として残ってしまったのが良くない」というところだと思います。

 この論調にデジャ・ヴを感じる方もおられますよね?そう、こういう指摘はAIRの時にいくつもなされています。前回からあまり進歩したように思えない部分が、ディテイルのあちこちに残ってしまっているんですね。こういうところを脚本の段階でもう少し丁寧に処理しておけば、もっと良いものになったはずだなぁと思うと、残念でなりません。

~~~

 公式ページのキャラクター紹介を読んでみると、それに似たような「劇場版においては別にいらない設定」がいくつも残ってしまっているのを読むことができます。例えば智代は原作どおりに「朋也たちの後輩の高校2年生」とされていますが、この設定が生かされるところは残念ながらほとんどありません。朋也たちが3年生→今年度卒業する人間はこの時期に立候補しない→多分智代は下の学年、ということを考え合わせて行って始めて意味がわかる部分です。でも、学年が違うという話になるとなおのこと、「なんで学年が違う朋也や渚と、卒業後もあんなに仲が良いのか」という説明が必要になってくるんですよね。そんな面倒な辻褄合わせが必要になる「生徒会関連」の描写はやっぱりすっぱりと落とすべきだったんですよ。どうせ性格とかかなり変えるんなら、いっそ智代を朋也と同じ学年、とか設定した方が良かったかも、とかね。杏なんてもっとひどくて「朋也の元クラスメイト」って書かれてますがそれが類推できる描写もそれが必要な部分も一切無し。どう見ても単なる原作の受け売りです、本当にありg←くどいようだが杏ファン。

 他にも、早苗さんは「パン作りに関してだけは壊滅的な才能を発揮するらしい。」とありますが、その「壊滅的な才能」はついに発揮されずに終わりました。芳野祐介の「元ミュージシャン設定」は一応画面上で描写されましたし、だんご大家族の弾語りでギタープレイを披露する際の伏線にもなっていた、と一応の解釈はできますが、本当にその設定を入れることが必須であったか、と言うと…まあ、かなり微妙ですね。この辺、原作由来のモチーフの取捨選択は基本的に大変甘い感じがします。よくわからない形での原点引用はコアなファンの逆鱗に触れかねない問題となりますし、そしてまた、KEY作品にはコアなファン層が少なからずいるんですよね。もし「次の機会」というものがあるのなら、出来れば改善して頂きたい部分だなぁ、と思いました。

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 もう一点。音楽関連について。

 OPでの「メグメル」の冷遇されっぷり(ほとんどが渚と朋也の会話にかぶっており、しかも早々にフェイドアウトする)にはなかなか度肝を抜かれましたが、そこはそれ、人気のあるOP曲を利用しなければという都合と、でも劇場版の空気にはあまり合わないという問題の狭間で、苦渋の選択だった、と思えなくもありません。

 ただ。

 曲が入るタイミングとか、F.O.の仕方とか、歌詞を聞かせるべきところ&登場人物のセリフを聞かせるべきところの分け方・処理が、ナンだかしっくり来ません。タイムチャートを作ってないってことはないとは思うんだけど…非常におざなりに聞こえちゃうんですよね。まるで、シナリオが間に合わなくてぶっつけ本番で曲を合わせた、みたいな。ああ、そうか、劇中のあのシーンに関わる伏線なんですかこれは!←そんなわけはない。

 他のシーンでも、「曲の仕上がりの良し悪し」とは別の次元の問題として、曲の入りなどがしっくり来なくてちょっとイラッとした部分が何回かありました。結構大事だと思うんですけどね、こういう調整。折りしも、こないだ見てきたヱヴァ序のパンフ中に、庵野監督が「絵と音(の重要性)は5:5」という趣旨のことを言ってた、って書かれていて、膝を打って激しく同意したばかりなもんですから。

 ああ!来る!という瞬間に絶妙の間合いで入ってこられる曲が、どれほどの感動を呼ぶものか、僕らはよく知っています。映像と音響とががっぷりと4つに組んで怒涛のごとく押し寄せてくるあのカタルシス。それは、決して偶然の産物などではなく、地道な積み上げと調整の賜物なんじゃないでしょうか。曲の良し悪しも無論重要ですが、それをどういう風に映像と合わせるかも負けず劣らず重要です。今回の劇場版では、その方面に弱みを抱えているように思えたのが、これまた大変残念でございました。

 救いだったのは、視聴終了直後にも書いたことですが、「マルメロ」の用いられるシーンがどれも、そこそこイイはまり具合をしていたように思えたことでしょうか。各シーンもそれほど不満はなかったですし、本編中に一本の軸を通す意味でも有効に機能していたように思いましたし。最初にマルメロを使うと聞いた時には「ミュージシャンつながり、ってことだけで終わりはしないかなぁ?」という不安がありましたが、私個人は見終わってみて「それは杞憂だった」と思っています。

 「軸を通す」という視点で今一度映像の話に戻れば、あの気合の入った「桜の花びらが舞い散るいくつものシーン」はちゃんと作品の軸として働いていましたし、「雪の降る死別のシーン」などもある種の変奏・バリエーションとしてなかなかいい仕事になっていたのではないかと思います。何と言いますか、「きちんと出来ているところ」と「そうでないところ」の両方があって、どうも完全に手放しでは賛美できないというのが、悩ましいところですねぇ。自分の中にある「原作ファンの視点」を排した状態でこういう評価ですから…世間的(鍵っ子的)には、なかなかやっぱり辛いのかしら?今後、色々な意見を目にする機会が増えてくると思いますが…。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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コメント
この記事へのコメント
ご苦労さまでし
>ああ!来る!という瞬間に絶妙の間合いで入ってこられる曲が、

ヤシマ作戦時に流れるBGM、あれだね。


杏や智代の使い方、残念だね。
原作、ちゃんと理解出来ていれば、ことみシナリオの様に上手に使うことが出来たんじゃないだろうか、 と。

なんにせよ、やっぱり向いてないんでしょうかねぇ、出崎監督。
2007/09/16(日) 02:47:38 | URL | ごす #ilk/GieM[ 編集]
お疲れ様です
>「原作と違うからダメ」なのではなく、「(中途半端に原作の設定を入れようとしたために)単体で見たときに辻褄が合わず、きれいに流れない部分として残ってしまったのが良くない」というところだと思います。

「CLANNAD」という長編作品を扱う以上、取捨選択に迫られる部分が多くなるのは出崎監督も承知の上だったとは思いますがねぇ・・・。思い切って杏や智代を出さないのもありだったのではないかと。まぁそうなれば学校生活の内容が希薄になりますがw...描写が手抜きに近かったのが一番痛いですね
2007/09/16(日) 23:04:34 | URL | namoo #D2os1cdk[ 編集]
恐れ入ります(^^;;
>ごすさん

>ヤシマ作戦時に流れるBGM、あれだね。

そうそう!つーかね、元祖EVAの定番テーマの一つでありながら、あそこまで抑えに抑えて、ついに鳴り響くDecisive Battleとかね、あんたら一体どれだけイー仕事すれば気が済むんだって話ですよ!…ああいかん、記事と関係ないところでアツくなってしまいました(苦笑)。


>namooさん

>思い切って杏や智代を出さないのもありだったのではないかと。
>まぁそうなれば学校生活の内容が希薄になりますがw

見た者の感想としては、「杏や智代を抜きにしても、大して学校生活の内容は希薄にならないなぁ」と申し上げておきます(爆)。むしろ、劇場版において彼女らがいないといけないのは後半の展開なんですが、そのための仕込みが前半部に全く欠けている、という具合ですね。


で、こっから先は、まあ、どうしても批判めいた色彩を帯びてしまいますが。

>ごすさん&namooさん

>やっぱり向いてないんでしょうかねぇ、出崎監督。

>「CLANNAD」という長編作品を扱う以上、取捨選択に迫られる部分が
>多くなるのは出崎監督も承知の上だったとは思いますがねぇ・・・。

あえて記事では書いてないんですが…パンフレットを読む限り、今回もやっぱり出崎監督、原作プレイどころか原作の全シナリオさえも読んではいらっしゃらない模様です(爆)。脚本の中村さんから上がってきたものを読んで、そこに調整を加えているだけ、なんですよね。例えば、私が読んでひっくり返ったのがこの一節。


~~~~
(渚は)この世のものとも思えない女の子だったけれど、きれいな思い出だけでなく、子供というリアルなものを残していく。世の中っていうのは、そういうものなんだろうと思っていたんだけど、作っている途中で「ゲームだと、汐も死んじゃうんですよ」と教えられて「なんだと!」と言ってさ、怒ったよ(笑)。
~~~~

いや、「怒ったよ」じゃないだろうと(爆笑)。なんであーたはそう、こう、なんて言うか、ねぇ?

自分の思い入れたっぷりに、世界観を再構築するのが「常に悪いことだ」とは言わないんですけれど、今回AIRの後を受けてCLANNADに至って、また全容に目を通していなかったというこの制作姿勢はどうなんでしょうなぁ。少なくとも、「これじゃ納得いかん!」という原作ファンに対して、また攻撃要素を一つ自分から提供していることだけは間違いないですよねぇ。

つまり、基本的に「原作モチーフの取捨選択」は一義的に脚本の中村さんの仕事になっちゃってて、そこに対して出崎監督は「自分の描きたい世界のために、そこに調整を加える」という二次的な関わり方しかしてない、ってことなんです。だから、取捨選択のポカの多くは、中村さんの仕事という側面が多いのだと思いますが…それでいて、必ずしも必要でない生徒会関連のところなど、監督が指摘して落とせるような部分も切り捨てずに残しちゃう、というポカを監督自身がしてしまっているし…。

もし、出崎監督の制作への関わり方が他でもこういう形であって、そちらは巧く行っているのだとすれば、KEY作品に出崎監督が向いてらっしゃらない、ということではなくて、KEY作品に出崎=中村コンビで臨むのが向いてない、ってことなんじゃないかなぁ。もし、お二人がAIRのリベンジということを、多少なりとは意識して今回のこの仕事に臨まれたのならば、一体ナニが反発を受けたのか、について、事前に自己分析をきっちりなさった方が良かったとは思います。「いや、やったよ?!」と言われるなら、こう申し上げられますかねぇ。「全然足りなかったか、見当違いの分析だったんじゃないですか?」と。いや、ちょっと厳しく言い過ぎたかな?(^^;;;

かなり辛らつな物言いにはなりましたが、それでもAIRに比べればまだだいぶ改善されたことだけは間違いないとも思っています。見ている最中にそこそこ楽しんだのは本当ですよ。
2007/09/17(月) 20:05:33 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
またかいw
>原作プレイどころか原作の全シナリオさえも読んではいらっしゃらない模様です

で、なんでまたCLANNADを製作しようとか思ったんでしょうかね?
金ですかね?一般人が興味を持って観に来るとも思えん作品ですよ。 もうちとプロとして・・・言っても無駄無駄無駄ウリィィィィですかね
まったくもって、コイツラ懲りてNeeeeeeってヤツだなもう。

例えば分析、わざわざ素人(失礼)ですらアンケート執って分析を公開したワケだよ。これ、京印なら絶対見てるし、参考にすると思うんだよ。

>そこそこ楽しんだのは本当ですよ。

そこそこで映画館まで金払って足運ぶ様な殊勝さは持ち合わせていないのだよオレは。
2007/09/17(月) 23:36:44 | URL | ごす #ilk/GieM[ 編集]
申し訳ない
また出崎氏と言う事で
全く情報を入手して無かった訳ですが
てりぃさんの言葉で流石にちょっときた

原作ファンを馬鹿にするもの大概にしてください

普通の鍵ファンなら不思議に思うだろう
出崎さん、あなた何の思惑が有って
CLANNAD手掛けたの
前回のAIRだって相当の非難轟々だったろうに…
口悪いコメントで本当に申し訳ない
2007/09/19(水) 02:02:17 | URL | molten #a.FsQ20E[ 編集]
一言で。

いい話だと思う。
CLANNADという原作が無ければ。

キャラも全部オリジナルだったら良かった。

何だか…
「CLANNADに影響を受けた人が創った新しいストーリー」に見えました。

それと、原作の公子さんに「おとなしさの中に秘められている強さ」を感じ、公子さんがくちゃくちゃ好きになりました。
その公子さんがこの劇場版では…
勝手に合気道が達者とかいういらん設定を設けられ、誰も逆らえないオーラを醸し出す教師になっていましたorz

あとキャラ全員アクティブすぎます!
渚「一緒にこの坂、登ってくれませんか?」
とかもう、電波ですよ!

設定を変えて、性格も変えて、話の展開さえも変えてしまうのなら、いっそのことオリジナルの話ってことにすれば良いんですよ!

他にも思うことは沢山あるのですが、感情的になってきたので自重しますw
2007/09/19(水) 09:10:27 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
あらららら…
皆さんの反応をお見受けする限り、やっぱしこれを記事本文で語らなくて良かったんだろうなぁ…いやー、不愉快な思いをさせてしまって、すいません。>コメントを読んで憤慨された方々。

>ごすさん

>で、なんでまたCLANNADを製作しようとか思ったんでしょうかね?

んー。私はやっぱ「AIRのリベンジ」だろうとは思ってます。ただ、反省する方向が、原作ファンの求める方向とは全然違っていた、ということで。

思うに、出崎監督、AIRの出来に自分なりの得心が行かない部分があったんでしょうね。AIRという作品の中身を理解するのに中村さんとのやり取りでかなり時間を費やしてしまったし、それでもわかり切れずに、自分自身でストーリーの多くの部分にかなり手を入れて書くことになってしまったし。時間的にもかなり後半に向けて制約が多くなる中、何とかまとめあげることができたけど、実際に出来上がったものに不満が渦巻くのを見て、「(自分なりの)全力を出し切れなかった」という思いがあったんじゃないでしょうか。

だから、今回のCLANNADのストーリー運びには、「迷い」みたいなものはないです。これだ!と思ったところを目指して、最初っから最後までまっしぐら。でも、それは原作ファンが望むような方向修正ではなくて、「迷いの無いまっしぐらな出崎作品」になったというだけなので、それが受け入れられない人~原作のCLANNADへ歩み寄る方向の方向修正を望んでいた人にとっては、今回も前回同様「許しがたい作品」に映るのではないかと。

やっぱね、言える人がいなかったんでしょうね。出崎&中村コンビに「もう少し原作に寄った方向にしてはどうでしょう」ということを言える人が。いや、そもそも言うつもりも無かったかもしれませんが。ま、パンフによればビジュアルアーツの馬場社長でさえ「出崎流のCLANNADを見てみたい」と仰ったそうなので、これはスタッフだけを責められない様な気はいたしますが。

>わざわざ素人(失礼)ですら

いやいやwwwwま、事実ですしね。>素人

京アニの方は、少なくとも何人かは、あのアンケートを見て下さっているそうです。ナンだか、中途半端なものなので申し訳ない気持ちでいっぱいです。

>そこそこで映画館まで金払って足運ぶ様な
>殊勝さは持ち合わせていないのだよオレは。

それでいいと思いますよ。「多分許せないだろう」と思うものに対して「見に行かない」という選択をするのは、正しい方向性です。私は、「ハナから許すつもりで見に行ったら面白く見られるんじゃないか」ということの検証に行ったような側面もあるので、その点では大成功と言っていいみたいですヒャッホウ。


>moltenさん

>原作ファンを馬鹿にするもの大概にしてください

きっと、「原作ファン」というものが何を求めているのか、全くわからなかった節があるので、まあ、許してあげて下さい(お前が言うなって怒られるかもしれないけど)。

出崎監督は「原作ファンに対して、どういう作品を提示するのがサービスになるのか」という視点では制作をせず、「自分の中の作品作りの真実を追求することが良い作品につながる」と信じておられたのでしょう。であれば、原作ファン側も「自分の方を見た作品作りにはなっていない」「そういう作品作りをしない人なのだ」ということを理解した上で、見る/見ないの選択をした方が、怒ったり悲しんだりせずに済むのだろうと思います。


>通りすがりさん

>「CLANNADに影響を受けた人が創った新しいストーリー」に見えました。

私が事前に覚悟をしていったことの一つがそれですね(苦笑)。もうちょっと分けて換言すれば

「自分が見に行くのは『あのCLANNAD』とは違う何かだ」

「恐らく原作と共通性のあるキャラのほうが少ない」

「バリバリの出崎作品を見に行くつもりで」

そんな感じです(笑)。もうね、セルフ洗脳ですよ(大笑い)。でも、その甲斐あって、私は比較的楽しく見られました。ま、でも、そこまでの覚悟をしないと楽しく見られない、という時点で、何かが激しく間違っている、とも思っていますけれどね。
2007/09/19(水) 22:32:29 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
何と言うか
口汚く言えば
原作ファンに媚びる様な事はしなくてもいい
とは思うんです
一番赦せ無いのはやはり「どっちつかず」ですね
ロボット格闘アニメになったGガンや
巨大ロボット物になったアイマスとか
これくらい明後日の方向に向かって貰った方が
逆にいい意味で諦める事が出来るんですよ
それどころか、それなりのネタに出来ると思うんですよ
中途半端じゃ
断腸の思いで血の涙を流しながら諦めないと行けない
なぁんかまた人の庭でグチグチ言ってんなぁ
オレカコワルイ
2007/09/21(金) 00:29:27 | URL | molten #a.FsQ20E[ 編集]
一生懸命が好きなんだね
>moltenさん

多くの原作ファンにとっては、「原作とは別の物語と思って見た方が楽しめる」という感じでまとまりつつあります。私自身がそうでしたしね。「突き抜けた出崎作品なのじゃないか」と覚悟を決めてから行きましたので…そういう視点では、「存外原作に近い部分も残っている」という感じを持ちました。(^^;;

ただ、それがmoltenさんの言われるような「どっちつかず」なのだとすれば…難しいですね。

ここで愚痴を言われて、それでスッキリして次が目指せるのならば、どうぞいいように活用してやって下さいな。きっと何かのご縁ですよ、これも。
2007/09/21(金) 00:42:52 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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