Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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劇場版CLANNADに臨むにあたり
 明日。つーか今日だけど。封切り当日に、私が見に行くことに決定しております「劇場版CLANNAD」という名前の「出崎統監督作品」。…そう、そのぐらいの覚悟をして行かないと、多分私の場合は轟沈してしまうでしょう。横山光輝先生の傑作の一つ「マーズ」に心酔している私が、今まで決して見ようとしなかった「六神合体ゴッドマーズ」を、気合いを込めて改めて見るぐらいの覚悟。そういうものと同等の重みを、ひしひしと感じています。

 前作でアンケートとかやってしまった者のけじめとしてこの作品に臨むにあたり、今回は一つでも多くの評価すべき点を拾うことを私は目指しています。帰ってきた後、決してぶちゃむくれたりしない。自分自身が見に行くと決めたからには、その責任をきっちりと取る。不満があっても、それは冷静に受け止め、感情的にならず、誰にも文句言わない。そんな感じです。

 現状で判明していることのいくつかは、私が事前の覚悟を定めるのに役立ちます。その辺を、メモ書き程度に書き散らしておくことにします。
【イメージソング・約束から見えるもの】
 Liaさんの歌が超絶レベルなため、ちょっと誤魔化されてしまう感じがあるんですが、あの「約束」という曲は、昭和後期の香りがする、結構古いタイプの曲です。80年代ぐらいに筒美京平さんが書き下ろしていた幻の曲を発掘しました、と言われたら、すんなり受け入れてしまうそうなほど。原作CLANNADのOP曲である「メグメル」とは全然違う曲調です。…あれ?ひょっとしたら、「メグメル」よりも「約束」の方が劇場版の世界観を端的に表していたりしないか?

 「イメージソング」ほどアテにならないものはなく、正式なテーマ曲になれなかった理由が何となくわかるような、世界観と微妙に合わないものが非常に多いもんなんですが、今回の場合は、むしろこっちを正式なOP曲にした方がしっくり来る気がします。KEYがその卓越したセンスを以て、自分たちの構築した世界観にぴったり合わせるように選んだ曲が「メグメル」である以上、KEYの世界観と異なるもの~恐らくは気合いの入った出崎作品世界~を構築しようとした途端、「メグメル」との親和性は急速に奪われてしまうはずです。そこを埋め合わせるために、この「約束」は用意されたんではないのかなと。

 劇場版AIRの経験から投影できる劇場版CLANNADのイメージに、この「約束」は驚くほどぴったりと合います。これが、一つの基準として自分の中に醸成できれば、かなり「しめたもの」なんじゃないかなぁ?と期待しているのですがさてさて…。


【キャラクターの相違を予測してみる】
 多分今回も、原作と同じ性格のキャラクターの方が少ないのではないか?と想像しています。ちょっとだけ、思いつける範囲で書いてみましょう。

○古河渚
 劇場版の観鈴と往人を振り返ってみると、主人公とヒロインの交わりの中で、主人公はちょっとした変化を心の中に生ずるんですが、ヒロインの方は…実は心はほとんど変化しないんですよね。いや、病状は悪化していきますし、その中で主人公を求めたりもしますけれど、KEY独特のプロセス~最初に隠されている心の弱さがあって、それが主人公とのやり取りの中で浮き彫りになって、でもそれを二人でお互いに助け合って克服して~というものが、かなり抜け落ちている気がするんです。だから当然、往人が「あの形」で再来して彼女を励ますシーンもありませんし、そのおかげで「私、もう頑張れないよ」だった観鈴がもうちょっとだけ、もうちょっとだけ、という感じで頑張り続ける姿もなし、ということになるんですね。

 これを渚に投影すると、最初は一人で坂を上れないほど弱かった渚、というモチーフ自体からして、かなり怪しくなってきます。朋也の後押しと「あんぱんっ」というつましい自分へのご褒美とで、辛うじてちょっとずつ前に進む渚、というものは、見られないのではないかな、という気がするんですな。彼女には途方もない困難に思える演劇部への道とか、そういうものも。むしろ、初めから「前向きに生きている少女」、という立ち位置が、劇場版の渚には用意されている節があります。

 「彼女は『彼方の女』と書く」なんていう言葉があります。出崎監督にとってのヒロイン像は、まさにそこにあるのかも知れません。主人公にとってヒロインは、最初から最後まで理解を超えた存在であり、だからこそ意固地な自分を変えてくれるきっかけであり、既に出来上がった存在としてそこにあって…。それを「女神」と呼んでしまったら言い過ぎなのかも知れませんが、そういう不可侵な「絶対性」と、どうにもならず失われていく「儚さ」の同居こそがキモなんじゃないか?と思うのです。

 そこに感動を覚えられるかどうかは、受け手の嗜好やスキルに左右されると思いますが、「そういう感じで行くんだ」と事前に想像しておくことは、私のような鍵信者には有益ではないかと思っています。


○岡崎朋也
 ジョー(笑)。いや、割とマジでそれを覚悟しているんですけれど。劇場版往人のあの感じが、どうにもアタマから抜け切りません。だってだって、「不良」というレッテルがある点で、往人以上にジョー方面のプロパティが付きそうな匂いがプンプンするじゃあないですか。

 まあ、それは話半分としても、彼は「渚によって変化する側の人間」ですし、最後に「悲しみと向き合うことになる人間」でもありますので、その辺を軸だと思っていれば間違いはないかなぁと。


○古川夫婦
 頑固一徹、「娘はお前にはやれん」と立ちはだかる壁、昔気質のオヤジ。…秋生さんのラフスケッチから匂ってくるイメージを言葉にしてみましたが、その路線だとするとやはり性格はオリジナル~やんちゃさが目に付き、時に途方もない包容力を見せる~とはかなり異なるようです。

 その隣で優しく微笑みつつ、ちょっとした手助けを影ながら与えてくれる「良心」としての存在。それが早苗さんかねぇ。パン作り以外は完璧超人、という設定らしいので、あの「ドジッ子成分」は抜け落ちている可能性が高いかなぁ。

 上記が当たっていればこの二人は表と裏でもあり、アメとムチでもあり。そういう「二面性」を、わかりやすく二人の親という形に分離して見せてくるのではないか、と推測しています。まあ、確かにわかりやすいですけどね。


○春原陽平
 劇場版で晴子が一部になっていた役になるのかしら?或いは狂言回しか…ひょっとすると最も原作らしさを見せるキャラかも知れず、予断を許さない感じです。ひょっとしたら裏葉並に影が薄い恐れもあって…どうせならとことんバカやって欲しいものだけど、その「バカ」さえもが「不良」というレッテルの範疇に収まりそうな予感もありますね。そういう視点補正をかけておいた方が無難かしら。むー。


○芳野祐介
 …う~ん。あえて公子(風子抜き)と一緒に出てくる以上は、やっぱ「ライバル」的な存在になるのかなぁ。普通に恋を手にして、普通に自分の道を歩んでいる、という辺りが、「不良」である朋也の反発対象となるような。でも、その生き様から朋也も、イヤでも何かを学ぶこととなり、自分も渚と向き合う決心をしたところで襲い来る悲劇、とかナンとか。


○坂上智代・藤林杏
 すいません、全く想像が付きません(爆)。劇場版AIRに出てきた名もない観鈴のクラスメート、みたいな役柄ぐらいしか。いやマヂでどうするんだろ。ある意味、本作のダークホース的な存在とも言え、彼女らの役回りの持たせ方で評価が全然変わる予感がしています。


 あー。いじょ。かなりグダグダになったけど、まあメモ程度ということで。さあて、わずかばかりの惰眠を貪りますか…。
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コメント
この記事へのコメント
総火の玉
私はTV放映が終わるまで劇場版の視聴を封印しておこうと心に決めたので、ただ見守ることしかできません。

…ご武運をお祈りしていますっ!!
2007/09/15(土) 08:16:11 | URL | みすぼらしい男 #VDYXUEso[ 編集]
恥ずかしながら帰って参りました(爆)
>みすぼらしい男さん

>TV放映が終わるまで劇場版の視聴を封印しておこう

なるほど…。個人的には、「先にこちらを見ておいて良かった」という感じがしています。もちろんこれは、私が原作プレイ済みのため、「ネタバレが一切怖くない」からだとも言えますね。この先は登り調子に盛り上がっていけると思ってますので、私にとってはいい順番で鑑賞できたと思っています。

みすぼらしい男さんも、どうぞご武運を。
2007/09/17(月) 10:42:04 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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