Old Dancer's BLOG
ここはてりぃが、趣味の共通する方々との得がたいつながりのために、自分の趣味に関係する諸々のことを、壊れながら書きつづるブログです。
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「電脳コイル」が面白い!
 週3つ、が限界っぽいと感じている私なので、毎週のレビューにはちょっと手が届かないかなぁ、という感じなのですが。

 VAIOを買った!という喜びの記事に通りすがりの信者さんが付けて下さったコメント中で、是非にと見てみることを勧められまして。その日はたまたま、既に放映されていた1~5話の再・集中放映日。確かに、今から追いつくには打ってつけの日ではありました。ただ、何分色々と時間を確保しにくくなっている昨今(その割にはスパイダーソリティアはしょっちゅうやってる気がw)ですので、いつもなら「とりあえず録画」はして、結局いつまでも見る時間が取れず、という展開になることが容易に想像できるのですよ…。

 ところがぎっちょん。今回は様子が違っていました。たまたま、その日のその放映時間に限って、家族はみんな出かけて久しぶりに完全フリーの身になり、好きなように振舞えることになったんです。私は、こういう「目に見えない縁」を割と信じます。今まで、こうした「天使がささやいた機会」に自分を動かして、外れた例がないもので。そして今回も、その確信は当たりました。近年稀に見るジュブナイルの傑作、というポテンシャルの高さをビンビンと感じるでないの。
 ジュブナイルは見る人を選ぶ、かも知れません。でも、かつて自分もそうだった、子どもの頃の気持ちをそれなりに思い出せるなら、誰にでもハマる適性がある、とも思うんですよ。少なくとも私にとっては、良質なジュブナイルであるほどその傾向は顕著で、この電脳コイルに至っては、もー映像の端々からしょっちゅう「子ども心」をくすぐられまくり!という有り様でした。

 子どもがよく遊ぶ「○×ごっこ」というものを、近未来の電脳世界と密接に結びつけ、電脳メガネを通してでないと見えないものとの対峙、という暗喩的モチーフに昇華した人の脳内を覗いてみたいものですよ。なんつーの、子ども時代にね、実際はないのにあるかのような「お約束」をその場で決めて、その中で遊ぶっていうこと、みんなやったことあるでしょ。その世界の、具現化なわけですよ、これは。

 ウルトラマンの真似をして「スペシウム光線!」とかね、絶対に光線なんか出るわけないのに、子どもは結構真剣にそれをやるわけ。で、ノリが良かったりお約束をちゃんと理解してくれる相手ならちゃんと光線が当たって「ぐはぁ!」とか「さっ!よけました!」とかやってくれるわけですよ。で、その判定の有無や相手の反応の良し悪しをめぐってちょっとバトルになったりとか。

 で、この作品中では、その「子ども同士のお約束」が、リアルなバーチャルとして結実しています。「メガビー」なんていうのは、その最たるものですが、他にもバリアの役割をする壁なんていうのも素敵です。でも、どれも決して万能じゃなくて、回数制限や力の優劣がちゃんとあったりという、心憎いほどのバランス調整があり。そういう「子どもしか使わないようなアレな代物」を売っているのが近所の駄菓子屋さんというところもポイント高し。しかも、無敵キャラ的な「サッチー」との鬼ごっこは、自分の足で走って逃げて、安全地帯に逃げ込まなきゃならんという、これまたリアルでの「鬼ごっこ」を忠実に導入した仕様になっていて。あーもー、今すぐ子どもに還って、この世界で存分に暴れまわりたい!と思わせてくれるのに十分な出来栄えじゃないですか。

 宮崎アニメが「となりのトトロ」において成功したにもかかわらず、その後の一連の作品ではあえてかどうか避けてしまっている部分。それが、この電脳コイルの中では、生き生きと息づいているのを強く感じます。それは、登場人物がトトロのそれに似ているとか、ありゃあまんま真っ黒くろすけじゃないのかとかいうことではなくて。子どもとしてのリアルな世界観、そして子どもならではの悩みや壁、成長の端緒…そういったものが、実は本来ジュブナイルの独壇場だったアニメの世界において、あまり描かれなくなって久しいのではないでしょうかね?僕は少なくとも電脳コイルを見て「オレが見たくても見られなかったものが確かにここにある!」と思いましたし、そう思って見ている人が、まだまだいると思うのだけれど…。どうでしょうか?

 聞けば、今期はらき☆すたの大勝ムードで、事前評判の高かったグレンラガンも電脳コイルも、比較しちゃうと今ひとつ、とか言う人もいるようではあります(ホントの所はどうなんだか、よくは知りません)。でも、まー、例え世間の評判がどうであろうと、わたしゃこの作品を、らき☆すたやグレンラガンと同様に強く推したいと思います。祭りにつながる要素はあまりないのだろうけれど、確実に「良いもの」がこの中には息づいていますよ。マヂでオススメ。ホントにマヂで。
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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コメント
この記事へのコメント
 電脳コイルは、もうべた褒め状態ですよ。
 といいますか、てりぃさんが観ていなかったというのが意外でもあり。
(´∀`)
2007/06/25(月) 02:31:52 | URL | えみりおん #vvifSN.s[ 編集]
実はそれほど鑑賞作品がないという現実
>えみりおんさん

> 電脳コイルは、もうべた褒め状態ですよ。

あーあー、わかりますねぇ。先にこっちを見ていたら、そうだなぁ、電王辺りがレビュー対象から外れていたかも(笑)。いや、あれはあれで楽しんでる時が多いしなぁ。う~ん、微妙です。

>てりぃさんが観ていなかったというのが意外でもあり。

好きなアーティストのアルバムは必ず買う、というのと同じ心境で、京アニ作品は必ず視聴・レビュー対象になってしまいます。で、残りはせいぜい週に1~2作品ぐらいしか、鑑賞できるキャパシティがないものですから、元から「前評判に応じて見る作品を決める」という作業をしていないんですよ。縁があれば、何のリサーチもしてなくてもどこかでアンテナに引っかかったりするだろー、と思って、全くのノーガード戦法で臨んでいる次第です。はい、無責任&他力本願ですね、私。今回はコメントでお勧め頂いたことで縁が出来まして、ありがたいことでございます。
2007/06/27(水) 00:15:25 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
薦めた本人登場(汗
お薦めついで……と言うか、今期鍵系信者的にはKanonの久弥氏参加の『sola』も忘れちゃいけないですよ!

と言ってもウチの住んでるとこじゃやってないんですけどね_| ̄|〇
世間はクライマックス真っ只中というのに、おのれ地域格差(泣)

……ってか、もう今期も今週で終わり、来週はもう7月・新番組開始時期なんですよねぇ、早いなあ(-_-;)


2007/06/27(水) 01:50:06 | URL | 通りすがりの信者 #-[ 編集]
薦められた本人登場(滝汗
いや、ホントに、こんなに遅くてすいません…。orz

>通りすがりの信者さん

引き続き絶賛視聴中であります。いいものをお薦め頂いて感謝しております。

「sola」の方は、久弥氏参加であることも含めて以前から存じ上げておりましたが、「電脳コイル」がそうであったような「縁」には恵まれず、今のところ視聴せずに来てしまっています。「ノエイン」がそうであったように、後日ひょこっと縁が繋がることもあるので(まだノエインは全話見れてないんですが(汗))、そういう機会に、と思っております。

そうですねぇ、7月ですねぇ(遠い目)。
2007/07/02(月) 23:06:42 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
「sola」ですが
テレビ神奈川にて、つい先程全13話完結しました。
自分は鍵っ子ではないものの、Kanonの脚本家と聞いては見ないわけにはいかないと1話から見ていたのですが。

・・・いやもう、すんばらしいモノを見せて頂きました。作りこまれたストーリーを、作りこまれたアニメーションで見られる幸せをこれでもかと感じられましたよ。
うっかりネタバレしてしまいそうなので詳しくは書きませんが、グレンラガンも電脳コイルも見てない俺としては間違いなく今期最高の作品でございます。

自分には、こんなコメントを残す事くらいしか出来ませんが。
いつか、「縁」の繋がる時があれば、是非とも視聴して見て下さい^^
2007/07/03(火) 00:54:20 | URL | 東西南北 #7SMSw2C6[ 編集]
DVD、出始めてるそうですね
>東西南北さん

>・・・いやもう、すんばらしいモノを見せて頂きました。

ほほー。これは参考になります。レンタルはしてるかしら。ちょっとリサーチしておかねば。
2007/07/06(金) 02:31:28 | URL | てりぃ #O8jQI81I[ 編集]
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