Old Dancer's BLOG
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ウルトラマンメビウス 7話「ファントンの落し物」
 クゼ・テッペイの回。…あれれれれ?悩んでないよ?壁にも突き当たってないし。これはいったい、どうしたことかしらん?

 4話から始まった隊員をフィーチャーしたシリーズは、てっきり「GUYSのクルーたちが、それぞれの壁にぶつかりながら、ミライや他の隊員と関わることでちょっとずつ解決の道を切り開く話」だと思い込んでいたのですが、今回のこれは明らかに違います。自分の勝手な思い込みを認めて、ちょっと軌道修正する必要がありそうですね。
 この回では、怪獣オタクとも言える属性を持つテッペイが、その持てる力を存分に発揮して、異星人との間に友好関係を築きます。「テッペイ」に特化して考えれば、彼の「知力」の高さが大きく前面に出ていたわけで、「彼の持ち味」「GUYSにおける彼の役割」をわかりやすく説明したお話だったと言えるでしょう。

 そこから逆にこれまでの3つのお話を遡ってみると、やはり他のクルーについても「それぞれの持ち味」と「GUYSにおける役割」が語られていたことに気付きます。マリナは超人的な「聴力」を、ジョージはこれまた超人的な「視力」を披露してくれました。唯一、コノミはそうした超人的な何かは持っていないのですが、一見戦いには無用と思える「母性」「優しさ」を彼女は持っており、それでこそマケット怪獣のミクラスと心通わせあうことができたのです。

 更に1話の時点まで遡って考えてみれば、ミライ以外の彼ら4人の新クルーは、あの事件までは「単なる民間人」に過ぎませんでした。それが、かなり強引とも思えるミライの説得によって、2話でGUYSのクルーになることを決めたのは皆さんご存じの通り。駆け足でそこまで話を進めたため、それぞれがどうしてGUYSのクルーとしての適性を持つのか、その辺りがやや説明不足のきらいがあったことは否定できないでしょう。

 4~7話の展開は、今一度ここで新クルーの適性を詳しく語っておくことで、それぞれがGUYSに必要な「優秀な人材」なのだということを、視聴者に強く意識付けるものだったのではないでしょうか。そのため、最も適性を疑われそうなコノミにはやや重いお話を、精神的にはむしろ強いものを持っているマリナにはやや軽めの悩みの話を、という風に肉付けされていると考えると、よくバランスが取れた組み合わせであるように見えて参ります。

~~~

 話を戻しましょう。今回フィーチャーされたクゼ・テッペイのお話には、コミカルな味付けがなされました。テッペイとファントン星人とのやりとりは何ともほほえましいものですし、その周りのメンバーも「自分の正体をついバラしてしまいそう」なミライを筆頭として、ちょっとズッコケ風味。直前のマリナ、その前のジョージがややシリアスに偏っていたこともあり、いい舵取りですな。

 しかし、そんな微笑ましい展開が、挿話的なモチーフかと思われたリュウとセリザワ(?)の対話から、一気に深刻な色彩を帯びてきます。かつての部下であるリュウのことを「誰だ、お前は?」と尋ねる、セリザワによく似た男。そして、変身した彼~ツルギは、地球の人々への被害も構わず、ボガールへ攻撃を仕掛けます。そのあまりのギャップ。リュウが全てを学んできた上司=セリザワが、最初はリュウから見ても未熟だったメビウスにも劣る態度で怪獣と戦っていたのです。リュウはセリザワが直接ツルギに変身した様を見てはいないようでしたが、両者に深いつながりがあることは感じていたでしょう。

 一体、セリザワと思った彼の正体は?そして、人々や地球を守ることなど眼中にないようなあの青い異星人・ツルギの正体は?…そんな、身悶えせんばかりの思いを抱えたリュウをよそに、ファントン星人は持ち前のコミカルな仕草とともに、「地球人への友情」を残して去っていきました。かつての怪獣頻出期に侵攻され続けた記憶から、地球人が拒絶反応を示すことの多い異星人であっても、友好関係を結ぶことは可能なのです。彼らの眼前に現れた、ちょっと許せない行いを見せた異星人と、愛嬌のある憎めない異星人。この二者の、どうにも埋まりそうにない落差が、最後のコノミの一言で救われた気持ちになりました。

私もいつか言えるといいなぁ…。
メビウスに!
キエテ…コシ…キレキレテ!(ボク、キミ、友だち)
…ねっ?
楽しんで頂けましたらWEB拍手をお願いします。
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テーマ:ウルトラマンメビウス - ジャンル:サブカル

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